4度目宣言受け、小池都知事が臨時会見(全文1)最後の緊急事態宣言にしていきたい
感染拡大防止の観点から無観客に
さらに8月下旬には、先ほども申し上げましたように、ワクチンの1回目の接種率が4割に達するという見込みがあるわけでございまして、そのワクチンが行き渡るまでのこの基本的な対策の徹底ということ、それによって今回のこの緊急事態宣言の発令でございますが、この宣言、緊急事態宣言、最後の緊急事態宣言にしていきたい、ぜひ皆さま方のご協力をよろしくお願いを申し上げます。 今お伝えいたしましたのが、本日、発令となりました、手続きが取られました、緊急事態宣言、コロナ対策についてお伝えをいたしました。今日はもう1つテーマがございます。東京2020大会について先ほど、オリンピック・パラリンピックに関わります五者協議が開催をされましたので、それについてお伝えをいたします。テーマはオリンピックの観客の取り扱いについての協議でございました。そのご報告であります。 この五者協議において私からは、都民の命と健康を守り安全を重視した大会とするために、人流を抑制すること、感染拡大の防止に向けたより厳しい措置が必要であると、このような考えを申し上げました。詳細は後ほどお配りする資料をご参考にしていただきたいと思いますが、都内につきましては人流を抑制して感染拡大の防止に向ける観点からの無観客とすることとなりました。そしてこれまで楽しみにしておられた、大会会場で直接見たいということで楽しみにしておられた方々もたくさんいらっしゃるかと思います。断腸の思いでございますけれども、ぜひご家族でご自宅で安全・安心に大会を存分にご覧いただきたいと存じます。
世界に向けて勇気や団結、連帯を示す大会に
それからパラリンピックの観客の取り扱いのほうでございますけれども、オリンピックが閉会した時点で今後の感染状況などを踏まえて判断をということとなりました。なんとしても感染拡大を抑える、そして安全にパラリンピックを迎えたいということでございます。 東京大会の原点、復興オリンピック・パラリンピックであり、また、平和の祭典でございます。さらに今、世界中、コロナに苦しんでいる中で、懸命にこの瞬間に合わせて体調を、また、体重を合わせてきている、そのような懸命な努力を重ねてこられたアスリートの皆さんが一堂に会して競う、そのようなスポーツの力で世界に向けて勇気や団結、連帯を示す、そのような大会になることを期待しております。 なんとしましても感染の拡大を抑えて、安全・安心な大会として成功に結び付けていく、このことが東京そして日本の貴重なレガシーとなっていくものと考えておりますので、皆さま方のご協力、ご理解、お願いを申し上げます。また詳細につきましては組織委員会からも説明がございますので、そちらのほうでもご確認をいただければと、このように思います。 2つの大きなテーマについて私のほうから、ちょっと時間掛かりましたけれども、ご報告とさせていただきます。以上です。 司会:それではこれより質疑に入ります。知事から指名をさせていただきますので、社名とお名前を名乗ってからご質問をお願いいたします。 【書き起こし】4度目宣言受け、小池都知事が臨時会見 全文2に続く