4度目宣言受け、小池都知事が臨時会見(全文1)最後の緊急事態宣言にしていきたい
実効再生産数は1を上回る状況
こちらご覧いただきたいんですが、ちょっと、飲食店などに対する時短の要請と、それから実効再生産数のグラフになっております。酒類の提供を最初は19時まで、夜の7時までとしていた今年の1月から3月の期間では、1.5まで、これ、そうですね、1.5まで上昇した実効再生産数が、どんと1を切る水準にまで低下をしているのが、これでお分かりいただけると思います。 3月の下旬以降、今度はN501Y変異株がだーっと増加していったころでありますけれども、実効再生産数が上昇した局面で飲食店などに休業を要請をした期間に、また減少に転じている。で、現在、酒類の提供を7時までとしております。90分間2人でという、そのような形をしておりますけれども、実効再生産数は1を上回る状況に現在もあるということであります。 加えましてデルタ株の増加、これも含めまして、感染拡大局面ということで、再度、このお酒を提供する飲食店などの休業など、もう誠に申し訳ございませんが、大変厳しいお願いをさせていただくところでございます。 国のアドバイザリーボードにおいても、この一定期間内に複数回、会食の機会があった人というのは感染の確率が高いんだと。そしてまた、それに加えて飲食を伴うと、その傾向がさらに高まるとの報告があった。これは先日、尾身会長からも直接この報告、分析について伺ったところでございます。こうした観点を踏まえまして、飲食店などの皆さまにぜひともご協力をお願いをしたいと。
不要不急の外出自粛をお願いしたい
これまで都内の飲食店、12万軒ございますけれども、そのうちの96%に上る圧倒的多数の店舗におきましては、お願いをしている時短に応じていただいているわけでありますが、一方で時短に応じていただけず深夜まで営業する飲食店、一定数見られるわけでありまして、都ではこの見回り、呼び掛けをよりいっそう強化していく。また、時短などの要請に応じておられない店舗に対しましては、特措法上の個別要請、命令を適切に実施をしてまいります。 その他の措置などについてでありますが、特措法に基づいて、1000平米を超えます集客施設に対しまして、20時までの時短を要請いたします。そして1000平米以下の集客施設につきましては、時短への協力の依頼とさせていただきます。 それからイベントでございますけれども、イベント等については国の希望要件と同じように人数の上限を5000人以下、かつ、収容率50%以内での開催となります。開催時間21時まで。安全・安心なイベントの開催をお願いしたい。 それから外出の自粛について、都民の皆さま方へのお願い、あらためてでございます。もういつもいつも、この不要不急の外出自粛でお願いをしておりますけど、あらためて、この不要不急の外出の自粛をお願いをするところであります。 休日なども、繁華街へのお出掛けなども、極力お控えいただく。また、人流の抑制、特に夜間の人流抑制、抑えていくということで、これ、特措法に基づく要請でございますので、あらためてお出掛け、それが今日行かなくちゃいけませんか、あした、必ず行かなくちゃいけないご用事ですか、等々、あらためてご確認の上のご判断をお願いしたいと思います。 そして、この要請にお応えいただいた飲食店などの皆さま方に、協力金を支給いたします。緊急事態措置期間中に全面的にご協力いただいた飲食店などに対しましては、売上高に応じて、1店舗当たり、中小企業などには168万円から840万円、大企業には上限840万円の支給を予定いたしております。なお現在、国において協力金の先渡しという仕組みを検討しておられまして、国の制度にのっとって、支給のさらなる迅速化を図ってまいります。 これに加えまして、今回の要請に伴って、時短に、全期間全面的にご協力いただく大規模な集客施設、テナントなどに対しまして、協力金を支給いたします。また、売り上げが大幅に減少した中小企業などに対しての、都独自の月次支援給付金、これを8月分まで延長する方向で検討を進めてまいります。協力金の支給、そして休業要請など、対象施設への状況調査、これを迅速に実施するために、こちら、5118億円の補正予算、本日専決処分で設置をいたします。