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サンフレ城福監督の戦術がズバリ! 複数得点&無失点で首位をキープ!

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広島アスリートマガジン

 約4カ月という長い中断期間を経て再開したJ1リーグ公式戦で、サンフレッチェ広島が改めてポテンシャルの高さを見せつけた。 【写真】今季の鍵を握るのが、松本山雅から期限付き移籍中のレアンドロ・ペレイラ  得点力不足という課題を受け今季、チームがスローガンとして掲げたのが『積攻』の二文字だ。読んで字のごとく、積極的に攻める。その一つの戦略として城福浩監督のもと指宿での一次キャンプから取り組んできたのが、ショートカウンターからの効率的な得点だった。 「ビルドアップの部分だったり、アタッキングサードでのアドリブ。その二つがシーズンを通じて鍵になりますし、味方をも裏切るようなアドリブも大事になってきます。その上で今季、我々が目指しているのがショートカウンターです。相手を押し込んだとき全部シュートにいけるわけじゃない。どうしてもボールを奪われることがあるんです。ただボールを奪われたときに、すぐ奪い返してそこからショートカウンターで点を取るという、その部分を今季はとくに意識しています」  キャンプ中に刷り込んだショートカウンターの意識は、今季初戦からすでにピッチ上で体現されている。ルヴァン杯初戦の2点目(森島司がボールを奪取。以下、奪取した選手名のみ)、リーグ第1節の鹿島戦の1点目(レアンドロ・ペレイラ)、3点目(東俊希)。そして第2節の神戸戦では、青山敏弘のボール奪取から3点目が生み出された。  積極的な攻めでもあり、積極的な守備でもある『積攻』。決定力はもちろんのこと、城福監督がペレイラに植え付けた前線からの守備は、サンフレッチェの今季最大ともいえるストロングポイントになっている。

◆次節の大分戦は左サイドの攻防が鍵!?  そして忘れてはならないのが昨季の若手育成と、キャンプや中断期間中のコンディション調整だ。リーグ戦再開試合での柏好文の右足負傷は痛いが、第2節の入口まで誰一人、脱落することなく来たのは戦術を浸透させる意味でも非常に大きかった。 「昨年は若い選手を絶対に戦力化しないといけない年でした。そういう意味では思い切ってACLプレーオフから若い選手(松本泰志、大迫敬介ら)を使ってリーグ戦にそのままつないだのは、きわどい勝負ではあったけど、そこで残留争いに巻き込まれることなく1年間戦うことができたのは良かったと思っています。それがあった上で、今季は高いレベルでの競争が始まっていますよね。誰も別メニューになることなく同じ強度の高い練習をやれたからこそ、誰をスタメンにするのか選ぶ方は大変です。ただ開幕で選んだ選手だけで1年間ずっと戦えるはずがありません。高いレベルの競争の中で、次にチャンスを待っている選手がそのチャンスを生かせるというサイクルができるといいと思っています」  柏の負傷交代という想定外の事態に見舞われたサンフレッチェだが、交代した浅野雄也の活躍などで層の厚さを証明した。真夏の過密日程を控える中で、主力とサブの間に明確な境界線がないのは心強い。あとはチームの持ち味である堅守を維持しつつ、さらに攻撃面の充実やボール支配率の向上を図りたいところだ。 「昨年の我々は失点数で言えば上から二番目に少ないんです。一昨年は失点数の少なさが4位。つまり失点数の少なさという意味では、かなり上位ランクにいるんです。このレベルを保つことが大前提ですけど、守備力を保った中で我々がやるべきことは得点力を上げるということですよね。昨季の途中からは自分たちがやりたいサッカーを貫くことができた、チャンスもつくり始めた。では『ここからどうするか?』というと得点をするバリエーションを増やしていくということです」  7月6日に広島市内で検査を受けた結果、柏は右大腿二頭筋筋損傷で全治4~6週間と診断された。神戸戦を見ても左サイドが主戦場となっているのは明らかだけに、次節の大分戦(7月8日、エディオンスタジアム)も左サイドの攻防が勝負の明暗を分ける一つの要素になるだろう。

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