早大、タイブレークでサヨナラ負け 4番・印出太一と3番・吉納翼「ライバルでもあり、頼もしい存在」プロと社会人…それぞれの道へ
◇23日 明治神宮野球大会大学の部準々決勝 環太平洋大2―1早大(神宮)=延長10回タイブレーク 東京六大学リーグを制して9年ぶり13度目出場の早大は、初戦の準々決勝で涙をのんだ。楽天からドラフト2位指名された環太平洋大の左腕・徳山から得点できず、延長タイブレークへ。10回に1点を勝ち越すも、逆転サヨナラ負けした。 4番で主将の印出太一捕手(4年・中京大中京)と3番で副主将の吉納翼外野手(4年・東邦)は1年からベンチ入りして、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。印出が「3、4番をどっちが打つかライバルでもあり、頼もしい存在だった」と語る吉納は今秋のドラフト会議で楽天から5位指名された。延長10回2死二塁で見逃し三振に倒れ「ここぞで頼りがいのある選手になりたい」と悔しさを糧に厳しい世界に飛び込む。ドラフトで指名のなかった印出は社会人野球で「僕も負けじと頑張りたい」と仲間の存在を励みにそれぞれの道に進む。
中日スポーツ