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Stay Roomで、音楽制作始めてみない? マイカ・ルブテが教える、音楽の楽しさとおすすめ機材

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ギズモード・ジャパン

音楽を作ることで得られる、たくさんのもの

──マイカさんがこれまで音楽を作るにあたって重視していることはありますか? マイカ:“自分がその曲を聴いた時、あっという間に時間が過ぎるかどうか”が、私の中で重要なポイントなんです。聴いている途中でも何かを待っているような気分になったり、別のこと考えている自分がいたりすると、「この曲はちょっと違うのかな」と思います。音楽は時間そのものだと思うので、いかに濃い時間を作れるかは昔から意識しているところで、自分がその曲を完成させたいかどうかの基準になっています。 ──そこまで“時間”にこだわる理由とは? マイカ:ちょっと音楽とは離れてしまうんですけどいいですか。“時間の流れ”って、個人的に常に疑問に思っていることでもあるんですよ。「時間という概念自体が、生まれた時からすでにあるシステムでしかないんじゃないか?」って最近は思っているくらいで。時間って「過去→現在→未来」っていう直線で捉えがちですけど、未来っていうのは想像でしかなくて、過去も記憶があるからこそ存在しているもの。そう考えると、この直線は嘘なんじゃないかと思うんです。 まあ、こうして言葉にすると、哲学的になっちゃうし、迷宮入りしそうになるので、私もあまり深く考えないようにはしているんですけど(笑)。でも、その曲を聴くことでどういう時間の過ごし方が作られるのかは、自分がその曲を好きかどうかに関係している気がします。 ──楽曲それぞれに違うテーマや込められた想いはあるけれど、音楽を作ること自体がマイカさんの根底にある“時間に対する興味”の表現にもなっているんですね。 マイカ:そうかもしれないです。 ──音楽を作っていてよかったなと思うことを教えていただけますか? マイカ:たくさんありますよ。自分で曲を作っていて、タイムトリップしているときの喜び。あの気分は、自分としては他のことでは味わえないです。それを感じる限りは、音楽を作ることをやめられないなと思いますね。単純に音楽に夢中になって没頭して酔っ払っているだけだとは思うんですけど(笑)、でも、それで酔っ払っていたいですね。 あと、面識のなかったアーティストから「めっちゃいいやん。何か一緒に作ろうよ」と言ってもらって、実際に新しい曲ができた時には、DNAが“細胞分裂”しているみたいな感じがして「これも一種の営みだな。生きているな」って感じます。 音楽を作るのはすごく楽しいですし、シンプルな機材でいくらでも作ることができる、“最高の無形物”だと思います。今こそみんな内なる要求を、音楽を作ることで満たしたらいいんじゃないかと思います。

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