花王の配当実績と会社予想はいくらか、配当利回りは何パーセントか【2022/23最新】
「配当貴族」という言葉を皆さんご存じでしょうか。 ちょっとびっくりするような表現ですが、実はこれ、英語の「Dividend Aristocrats」を直訳したもの。「長期間にわたって増配をしてきた企業(銘柄)」を意味します。 【表】花王の配当実績と配当予想 シリーズでお届けする「配当貴族・高配当株研究シリーズ」では、過去に増配が続いていた企業をピックアップ(※編集部注)。その実績や会社による配当予想、またその配当利回りは現在の株価水準であればどの程度かについてお伝えします。 また、配当株投資のメリットやデメリットについても触れていきますね。 今回は、増配が続く花王です。 花王の配当について、有価証券報告書をもとに見ていきましょう! 【※参考記事】JT・日本たばこ産業の配当実績と会社予想はいくらか、配当利回りは何パーセントか【2022/23最新】
花王の株主配当の歴史
では、同社の有価証券報告書を参考にみていきましょう。 2016年2月期から2020年12月期までの5年間の配当について見てみましょう。 1株当たりの配当は以下の通りです。 ・2016年度:94円 ・2017年度:110円 ・2018年度:120円 ・2019年度:130円 ・2020年度:140円 2020年度はコロナ禍にもかかわらず、順調に増配を続けています。 こうしてみると、過去5年については、花王は立派な「配当貴族銘柄」と呼べそうですね。
現在の花王の配当予想はいくらか
では、2021年12月期の配当予想はいくらでしょうか。 直近の決算短信によると、1株当たり144円となっています。 2020年12月期までと同様、さらに増配と会社は予想しています。 では、配当利回りはいくらでしょうか。
現在の花王の配当利回りは何パーセントか
配当利回りは、以下のように計算します。 配当利回り=1株当たり年間配当金÷株価 2022年1月21日の終値が5853円ですので、配当利回り(予想)は 144円÷5853円=2.46% となります。 花王の予想配当利回り(2021年12月期)は2.46%ですが、コロナ禍においても順調に増配するというのが会社予想です。 しかし、ここまで見てきたように配当金の水準も毎年のように変わりますし、当然株価も日々動きます。 したがって、配当利回りは一時点での数値であって、永続的なものではないということはしっかりと認識しておくべきでしょう。 では、なぜ配当は毎年変わるのでしょうか。配当がそもそもどのようなものなのか、次で整理しておきましょう。