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サンキュータツオが語る、アニメの主人公から学ぶ「男の生きざま」

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HOMINIS(ホミニス)

アニメ「るろうに剣心」と「メジャー」に描かれた"男の生きざま"には、生きるヒントがたくさん詰まっているとサンキュータツオさんは語る。 【写真を見る】るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-星霜編 「『るろうに剣心』は明治時代が舞台になった時代劇。少年漫画で時代劇はヒットしないといわれている中で、これだけの人気作品になった理由は、主人公・緋村剣心の生き方に魅力があるからです。かつては人斬り抜刀斎と呼ばれ、人を殺めることにも躊躇がなかったんですが、命と向き合うきっかけがあり、今は逆刃刀で戦っています。つまり、自分の方に刃が向いた刀で戦うので、相手に振りかざしても傷つけることができない。剣術に長けているのに、人を殺めないという誓いを立てて活動しているんですね。人を斬らない主人公が、どう敵と戦い相手の心を変えていくのかは、現代にも通じる相手を思いやる心や対話の精神が描かれています」 「メジャー」は、プロ野球選手の父を持つ少年・吾郎が、自身も野球選手を志し、メジャーリーグを目指す成長物語。 「吾郎が幼少期に野球を始め、中学高校を経てプロ野球選手になり、メジャーリーガーになり、そして家族を持つ。その姿をずっと追っているので、まさに人生そのものが描かれているんですよね。主人公がさまざまな壁にぶつかりながら、どうやって世界で戦えるまでになるのかが見どころです。吾郎はとにかく挫折が多いんですよ。ピッチャーですが右肩を痛めてしまい、途中から左投げに転向するんです。挫折は諦める言い訳や辞めるきっかけになるんですが、彼は違います。右肩がダメなら左肩、それでもダメなら打者になる。現役が続けられなくてもどう野球に関わっていくかを考える。野球を辞めるという選択がないんです。本当に好きなことや何かを続けるってこういうことなんだと人生をもって示してくれています」 自分の信念を持って生きている人は、いつの時代も魅力的だ。 「そうは言っても、誰もがそういう生き方をできるわけではない。自分と向き合うってしんどいんですよね。この2作品は主人公に限らず、自分の道を生きる自立した女性も多く描かれています。なので、自分はどう生きたいか、どのタイプに近いのかを考えながら鑑賞するのもいいかもしれません」 サンキュータツオ●'76年生まれ。漫才コンビ「米粒写経」として活動しながら、大学では言語学などの非常勤講師も務める。アニメなどサブカルチャーにも造詣が深い。 取材・文=横前さやか

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