街に根ざしたコージーな店が急増中!行きたいのはあたらしい町中華──日々の中華食堂@代々木上原
毎日でも来たくなるようなお店に、という思いが込められた店名は、なんだかチャーミング。今年7月、代々木上原にオープンした中華のニューフェイスは、その魅力でじわじわとファンを増やしている。 栃木県産の銘柄鶏「香鶏」をジューシーに揚げてから、さらに熱い油を何度もかけて皮をパリパリに仕上げる、いち押しの「香鶏のクリスピーチキン」もあれば、ちょこちょことつまめる中華小鉢やあつあつの点心もあり。麻婆豆腐や青椒牛肉絲といった、誰もが知る中華の定番料理も揃っていて、あらゆる人が楽しめるようにと実に目配りのきいたラインアップ。それでいて、店内は個人宅のゆったりとしたダイニングを訪れたような気分になる、温かみのある雰囲気。”町中華”と呼ぶにはかなり洗練されているけれど、代々木上原の街に実にしっくりと溶け込んでいる。 ヘッドシェフを務める鈴木公也さんは、四川料理の老舗「重慶飯店」を皮切りに、上質な広東料理で定評のあるマンダリンオリエンタル東京の「センス」、さらに「中華香彩JASMINE」や「中華たかせ」といった名店での修業を経て、この店のシェフに。鈴木さんの料理への愛情が感じられる、スタッフのフレンドリーなサービスも心地よい。また、店内の一角には「Hibinoお菓子」としてお菓子を販売するスペースがあるので、おみやげに小さなパイやクッキーをどうぞ。 INFORMATION 日々の中華食堂 住:東京都渋谷区上原 1-33-11 TEL:03-5790-9655 営:11:00~14:00LO、 17:00~22:00LO 休:不定 38席 Photos 菊池陽一郎 Yoichiro Kikuchi Words 西村佳芳子 Kahoka Nishimura Words&Edit 小石原はるか Haruka Koishihara