【ベトナム】シンガポール社、中南部にコーヒー粉末工場
シンガポールの食品・飲料メーカー、フード・エンパイア・ホールディングスの子会社フューチャー・エンタープライゼスは、中南部ビンディン省にフリーズドライのインスタントコーヒー工場を建設する。年産能力は5,400トン、総投資額は2兆ドン(約8,125万米ドル、116億円)。工場完成は2028年1月を予定する。ベトナム外資系企業協会(VAFIE)の電子メディア「インベスター」が8日に伝えた。 ニョンホイ経済区内のベカメックス・ビンディン工業団地の7.1ヘクタールの敷地で整備する。総投資額2兆ドンのうち、5,700億ドン以上をフード・エンパイアグループが出資。残りは外部から調達するという。工場は25年3月に着工し、28年1月に完成する見込み。製品は輸出向けとなる。 フード・エンパイア・ホールディングスの幹部は6月にビンディン省人民委員会と会合を開き、投資計画への支援を要請。このほど計画が認可された。事業期間は2070年8月3日までとなる。 フード・エンパイア・ホールディングスはインドでインスタントコーヒーや飲料、菓子、インスタント食品などを生産。世界60カ国で販売している。