NGT48会見も収束遠く?山口真帆が反論ツイート
新潟市を拠点とするアイドルグループ、NGT48の山口真帆さんへの暴行事件で、運営会社AKSは22日、同市内で会見を開いた。会見中に山口さんが自身のツイッターで会見内容に反論する場面もあり、ネット上には運営側への疑念の声も多く書き込まれ、波紋が広がっている。
総選挙中止は事件と無関係
会見にはAKS運営責任者で取締役の松村匠氏、NGT劇場支配人の早川麻依子氏、NGT劇場副支配人の岡田剛氏の3名が出席し、21日に公表された弁護士3名からなる第三者委員会調査報告書(18日付)の説明という形で進行した。事件は昨年12月8日、発生。自宅マンションで、被疑者とされる同グループの男性ファン2名から暴行被害に遭った山口さんだが、翌9日に男性2名は逮捕。同月28日に不起訴処分となった。今年1月8日になって、山口さん本人が自身のSHOWROOMやツイッターで事件について告白、公に発覚してメディアでも大きく報じられる騒動に発展していた。 会見では終始、松村氏が運営会社としてのマネージメントやセキュリティー上の不備など組織としての体制・運営の至らなさが事件の要因にあるとして、山口さんはじめメンバーや父兄、ファン、新潟県民への謝罪と、今後はメンバー、スタッフらとしっかり話し合ってコミュニケーションをとり、メンバーの送迎方法や住居などテクニカルな部分にも言及しつつ、信頼されるグループに改善していくと繰り返した。事件への関与が噂された一部メンバーや、ファンとの何らかのつながりがあったことを認めたという一部メンバーに関しては、今回は不問にするという。男性2名に対しては今後、民事での法的措置を検討中とのこと。また、AKB48グループ恒例の総選挙が今年は中止となったのは、今回の件とはまったく関係がなく、あくまで昨年10回を迎えての一区切りと説明した。
山口真帆がリアルタイムで反論ツイート
その一方で、この騒動が鎮火するどころかさらに論議を呼びそうな事態が起きた。会見を視聴していたと思われる山口が、リアルタイムで自身のツイッターを更新。 「只今、記者会見を行っている松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に『繋がっているメンバーを全員解雇する』と私に約束しました。その為の第三者委員会だと、私も今までずっと耐えてきました。コミュニケーションも何も、このことに関して聞くと連絡が返ってきません」 などと、松村氏の発言に異を唱え出したのだ。さらに、1月10日の劇場公演に1曲だけ出演し謝罪の言葉を述べた件についてもツイート。 「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。私が謝罪を拒んだら、『山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる』と言われました。他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました」 会見で山口のツイートについて追及された松村氏は、「メンバーなので、こういう事実、謝罪を強要することは一切ありません」と反論するも、「(報告書には)納得していないんだな、ということは推測できる。引き続き話し合っていくしかない」と弁明に追われる形となった。 山口は「なんで嘘ばかりつくんでしょうか。本当に悲しい」と再びツイートし、松村氏が当初言うように考えたという文面も投稿。「スッキリも誤解もしていないし、どうしてもこの言葉は使いたくないと違う文章を考えて何度も交渉しました」と、収拾がつかない状況になった。松村氏は、会見後にツイートを読み、考えていきたいと苦しい釈明に追い込まれた。これまでも話し合ってきたはずの山口さん本人と運営側との乖離を印象付ける結果となった。