西村優菜が日本プロキャディー協会に寄付金を贈呈「ジュニアたちにプロのマネジメントを学んでほしい」(西村)
2022年から始動した「西村優菜 Birdie Donation for Future Supported by 住友生命」プロジェクトは、西村優菜とスポンサー契約を結ぶ住友生命が、ジュニアゴルファーの育成、地球環境保護に取り組む団体などに支援を行っている。西村が出場した米女子ツアーにおいてバーディ、イーグル、ホールインワンなどの獲得数に応じてポイントを積み立て、それを寄付金として贈呈。そして今回、日本プロキャディー協会へ寄付金が贈られた。 米LPGAで301個、イーグル3つを獲った西村由奈のドライバーショット(撮影/Yasuhiro JJ Tanabe)
私はナショナルチームでたくさん鍛えてもらえたので、すごくいい経験を得られましたが、ナショナルチームだけでなく、地区の強化選手など、プロを目指すジュニアたちにも、そういう経験をさせてあげたいんです。ジュニアたちには、自分がプロになった姿をイメージしてもらいたいです。プロになってどんなプレーがしたいのか? プロになってどういうマネジメントがしたいのか? このイメージがとても大切で、イベント(来年開催のマネジメント講座)を行えば、より具体的なイメージが持てるようになるかなって思っています」(西村) 今季の西村は301バーディ、3イーグルを獲得。その獲得数に応じたポイントが今回の寄付金(金額非公表)となった。寄付を受けた日本プロキャディー協会代表理事・森本真祐氏は「今回の寄付金は、ジュニア育成のために大いに活用させていただきます。第2、第3の西村選手が生まれるよう、お手伝いさせていただきます」とコメント。来年、ジュニアを対象としたコースマネジメント講座も開催される。
「来季はバーディ数400を超えたいです!」
今シーズンの振り返りと来季に向けた課題を西村に聞いた。 「今年は苦しいシーズンでした。自分の強みであるショットがなかなかまとまってくれなくて、もうちょっとバーディを取らなくてはダメだなって思っています。来季は……(バーディ数)400は超えたいですね。来季に向けてのテーマですが、ショットで自分の強みを生かせるゴルフがしたいです。自信を持って打てるようになれば、そのショットも戻ってくると思っていて、そういう意味では自分に少し期待している部分もあります。オフにしっかり練習してショットを取り戻します。 米女子ツアーは2月に始まるので、12月から(フィジカル)トレーニングは始めています。仕事もあるのでゴルフの練習はまだまだですが、12月頭には宮崎で合宿も行いました。1月に入れば、実戦を想定した練習をするつもりで、海外合宿も予定しています」(西村) 来季の米女子ツアーは竹田麗央、山下美夢有、岩井姉妹など、さらに日本人選手が増える。 「日本人選手が増えるのは心強いですね。異国のツアーで戦っている感覚は、少し減るかもしれません。ただ、みんな負けたくない気持ちで戦っていると思うし、自分も負けたくないです。来年も優勝を目標に頑張っていきたいです」(西村) 来季の目標であるバーディ数400というのは、今年のバーディ数1位を記録したユ・ヘランの381を超える。安定感のあるゴルフに定評のある西村、これだけのバーディ数が取れれば、初優勝も間違いないだろう!
みんゴル取材班