韓流マニアライターが勝手に授賞式! 『愛の不時着』BEST大賞を発表
2020年のエンタメ界を語るうえで欠かせない韓流ドラマといえば、やはり『愛の不時着』。そこで、韓流ドラマを愛してやまないライターの山崎敦子さんが、本作を改めて振り返り、名場面や名優たちに勝手に賞を授与! 授賞式を妄想しつつ、この名ドラマの随所にちりばめられた笑いや涙、胸キュンや感動を、ここに改めて味わい直してみて。 ※ネタバレ全開なので、未見の人はご注意を!
BESTビューティ賞:ソ・ダン
この賞は、ご存じリ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の婚約者に。彼と結婚するため、チェロ奏者として留学していたロシアから10年ぶりに帰国した、正真正銘の北のセレブリティであるダン。 不時着したセリ(ソン・イェジン)が、どっぷり北朝鮮の田舎町ファッションになじんでいたのに対し、さすが北のプライド高きお嬢様、大胆プリントのロングワンピや純白のトレンチコート、トラッドなチェック柄コート&斜めがけミニバッグなど、北セレブっぽいニュアンスを絶妙に香らせつつトレンドを効かせたファッションを、ツンとおすまし顔で着こなしていたのが印象的。 170センチの長身にストレートなワンレンロングヘアも美しく、きりりと長めな眉尻&アイラインで一見クールそうに装うも、ヘルシーオレンジのマットリップや耳上できちんと留めたヘアクリップ(場面によりデザインもいろいろ)などに、実はジョンヒョクを10年以上もひたむきに思い続けている内に秘めた純真さが見え隠れ。そんな相反する表と裏の心情を表情少なめな演技で魅せている点も、お見事。
BESTイケメン賞:パク・グァンボム
セリに何かにつけて難癖つけるが実は心優しいピョ・チス(ヤン・ギョンウォン)、韓流マニアで“ジウ姫命”のキム・ジュモク(ユ・スビン)、セリに一番かわいがられた母親思いの純真少年兵士クム・ウンドン(タン・ジュンサン)などなど、笑わせたり泣かせたり、さまざまな見どころで作品を盛り上げたジョンヒョク率いる第5中隊のメンバー。そのなかでも最もイケメンだったのが、このパク・グァンボム(イ・シニョン)。 ジョンヒョクを探しにやってきたソウルで、SMやJYPなど大手芸能事務所のスカウトから渡された名刺をズラリと並べるシーンに、さもありなんと納得した視聴者も多いはず。ソウルのイケメンを知り尽くすセリからも「世界一のイケメン」と認定されたお墨付きビジュアルに、この賞をあげたい。 キム・スヒョン似の黒目がちな切れ長アーモンドアイの吸引力も絶大で、『愛の不時着』後も4話完結のドラマで主演に抜擢されるなど、大活躍。一躍知名度がUPした第5中隊のメンバーも同様で、スビンは『スタートアップ:夢の扉』で美人を射落とす主人公の友人役を演じているし、サラリーマンから役者に転身したというギョンウォンも、7歳でミュージカルデビューしているジュンサンも、2021年放送のドラマの撮影に入るなど、仕事のオファーが尽きない模様。