まんが家がロードバイクに目覚めた理由|夏福のゆるポタコミックエッセイ vol.6番外編
予算、色、在庫……。悩むことは多い
ロードバイクへと気持ちが固まったら次はモデルの選定。自転車メーカーのホームページを眺めていた時期に、デザインと予算を考えて「買うならこの(弱虫ペダルの推しキャラと一緒の(←心の声))メーカーのこれ! 」と第二候補まで決めていたのでそれを伝え在庫を確認してもらったところ、第一候補はあっさり無いとのこと。 「ロードバイクはタイミングを逃すと来季モデルの発売まで待つことになるのはザラ」と、これもネットで調べて想定内ではありましたが、かなりガッカリしました。第二候補はあと2台残っていて、勢いで買っちゃおうか!? と一瞬なりましたが、こちらは予算的に候補に選びはしたもののどうしても気にいらない差し色が入っていて心から好きだとは言えないモヤモヤが残ります。 店主は他のメーカーも勧めてくださったのですが、私のなかで候補のメーカー以外を購入するという選択肢はありませんでした。 「高価なものを妥協して選びたくはない」 「でも、もし来季まで待ったとしてもその間にまた心配性と卑屈な私が購入欲を制止してしまうのではないか」 「私の場合、かなりの確率で購入をやめてしまうだろうな……。じゃあやっぱりこの勢いで第二候補を買ってしまった方が……。」。 しばらく自問自答を繰り返し、店頭でうんうん悩みました。それをじっと待っててくれる優しいご店主。
「来年まで一旦は見送ろう」と思いきや?
結局決めきれず、一旦この問題は家に持ち帰ることに。そして少し冷静になり、来季までに欲しいという気持ちが変わらなかったら買えばいい。それまでにかっこよくロードバイクに乗れるようダイエットをして待とう! と気持ちを切り替え購入を見送ることに……した直後のこと。 「来年のモデルが待ち遠しいな~」なんてホームページをうっとりと眺めていたら、第一候補より少しお値段が高くなるけど予算内でデザインも好みに合うモデルがもうひとつあったことに気づいたのでした。 「いやでも、これももう在庫ないよな……。…念のため電話で聞いてみよう」。 あっさり在庫があることが判明。私が帰ったあとにご店主も調べていてくれたみたいで、私が言いだす前にその自転車の情報を教えてくれるという……。優しい……。買います。 トントン拍子で購入が決まりなんと翌週納車。来年までお預けかと思っていたのに翌週に! こうしてあれよあれよと私のロードバイク生活が始まったのでした。