まんが家がロードバイクに目覚めた理由|夏福のゆるポタコミックエッセイ vol.6番外編
まんが家がロードバイクに目覚めた理由|夏福のゆるポタコミックエッセイ vol.6番外編
「ロードバイクと出会ったことで、在宅ワークのひきこもりから解放された」というまんが家・夏福さん。いまではゆるくポタリングを楽しむ人気コーナー「夏福のゆるポタコミックエッセイ」を連載するほど、すっかりロードバイク生活を送っている。今回の連載ではまんが家の夏福さんが「そもそもなぜ自転車に興味を持ったのか? 」ということで、購入の際の試行錯誤のエピソードをイラストと共に紹介する。 いままでの連載はこちらから▼ 夏福のゆるポタコミックエッセイ。
興味をもったきっかけは「弱虫ペダル」
ロードバイクを購入したのは数年前の30代半ばの頃。 ママチャリとは違って手を出すには少々勇気のいるスポーツバイクは「もともと興味があって乗り始めた」「身近な人からの影響」など人それぞれきっかけがあるなか、私は人気漫画「弱虫ペダル」がアニメ化されたタイミングで知り、案の定ハマるという当時のあるあるなきっかけでのロードバイク生活スタートでした。 とはいえ最初は漫画にハマってはいても購入するつもりはありませんでした。ロードバイクという特殊なハンドルにスポーティーなフォルム。30代半ばのろくに運動もしていない者が手を出していいものではない(という思い込み)……。 そして専門のグッズやショップなどは未知の世界すぎるし、なによりお値段。ママチャリと比べるものでないのはわかってはいるけど、全くの素人からすると自転車の価格だとは信じられないくらいの高額で、とてもじゃないけど手が出ないとあきらめていました。 SNSで知り合った弱虫ペダルファンの方が次々とロードバイクを購入し、楽しそうにサイクリングをしているのを「行動力があってすごいなぁ、自転車かっこいいなぁ」と羨ましく思って眺めていました。逆に、自分は買う予定もないのに好きなメーカーのホームページを眺めてはうっとりしているだけ。 それがなぜ購入することになったのかというと……。
脱・在宅ワークひきこもり生活、気付いたら自転車店に
その頃在宅ワークを掛け持ちし、ときにはお風呂に入れず連日仮眠、家からは一歩も出ないといった日々を過ごしていました(お仕事があるのはとてもありがたいことなのですが! )。そんな生活になって数年目の春先、仕事部屋の窓から差し込む抜けるような快晴の日差しを受けてなにかがパーーンッ! と弾け、気づけば近所のスポー ツバイクを扱っている自転車屋さんへと飛び込んでいたんです。「買うつもりはない」とは言いつつも、たびたび「やっぱり欲しい! 」と気持ちが高まった時に、自転車関連記事やサイクリストブログで購入~購入後の知識を得ていました。