【武雄競輪・FⅠ井上茂徳杯】アリ型の小畑勝広は冬場に備えてせっせと貯金に励む
<9日・武雄競輪・前検日> 小畑勝広の成績が安定してきた。近4カ月の勝率は25%、2連対率45%、3連対率62%。前回の松山FⅠも、2、3、1着。決勝進出こそ逃したが、逃げの決まり手を二つ付けるなど好走が光った。 「流れに乗れているし、行けるところで行けている感じはあります」と手応えを口にした。「夏場はいいんですよ。昨年も夏場は良かった。でも逆に、冬になるとバンクが重くなるので駄目。パワーがないので、それに対応できないんです」と、近況の好成績は気温も関係しているようだ。 「いつもS級1班を取りたいと思っているんですけど、冬場の成績が響いて一度も取れていない。今期はここまで104点なので何とかしたいです」。S1は103点台で決まることが多く、12月までこの点を維持できればほぼ間違いない。「でも冬場のために、点数をもっと貯金しておきたい」。真面目なタイプだけに、〝アリとキリギリス〟のアリのように、暑いうちにさらに点を蓄えたいようだ。