オリジナル体操で一体感持ち健康広めたい ロート製薬運動会で
会長「運動会はオリジナル企画がモットー」
話は運動会に戻るが、4年ぶりの開催とあって、始まりから激しいデッドヒートを繰り広げる。大規模なものだが、これらにイベント業者などは入っていない。なんと、社員有志が自らの手で準備しているという。同社人事総務部健康経営推進グループの坂手秀章さんは「ごらんの通り、これだけの人数の運動会は準備が大変ですね。この1か月一生懸命やってきました」と話し、会場のあちこちで準備を進める。
山田会長は「うちは社員有志のオリジナル企画がモットーで、自前です。ロートの伝統ですね」と笑顔で話す。そして「毎年ではマンネリ化するので、不定期でやってます。自分たちでやるのは大変、仕事に食い込んでいるのかもしれませんが、これも何年に1回のことなので」と続け、会長、社長ら役員も一緒に、社員らとともにかぶりものをするなど、肩を並べて競技に参加。会長は、競技の出番がない時は、カメラ片手に走り回っていた姿も印象的だった。 競技に参加していた社員は「全国の社員が集まって、そして例えば審判や司会進行まで、全部社員がやっている。今も競技の順番待ちで、知らない社員の人と話しができ交流が広まりました。これがロートらしさですかね」と話していた。 競技終了後は、会場で立食パーティも行ったが、親睦は深まる一方で、仕事など様々な面で今後の活力にもつながっていくことだろう。 最後に、同社のジュネジャ レカ副社長、広報の西脇さんは「ロート製薬のモットーは、仕事も遊びも何事も本気でやらないと楽しくないということで取り組んでます」と話した。なるほど、この運動会のひとコマを見ただけでも、その取り組みは十分に分かった気がする。