顧客名簿の女性に性的要求はがき、東北電力ネットワーク元社員の54歳「間違いございません」
顧客情報を悪用して女性に性的関係を要求するはがきを送ったとして、脅迫罪に問われた天童市、元東北電力ネットワーク社員の男(54)の初公判が22日、山形地裁(島田壮一郎裁判官)であった。男は罪状認否で「間違いございません」と起訴事実を認めた。
起訴状などによると、男は8月20~21日と、9月3~4日に、県内の郵便ポストから女性2人に性的関係を要求するはがきを送り、脅迫したとされる。
検察側は冒頭陳述で、男は社内で顧客情報を閲覧できる立場にあったと指摘。2018年頃、特定の女性にみだらな文言を書いた郵便物を送ることで性的興奮を得たいと考え、勤務中に知り得た氏名・住所などの情報を悪用して、はがきを送り始めたと説明。今後、他の女性に対する同様の行為についても追起訴する方針。
次回公判は来年1月14日。