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コント志望でフジテレビに入った若手D、初めての現場で感じた「カルチャーショック」

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サンド伊達の“ノリ”から実現

サンドウィッチマン、バイきんぐ、かまいたち、3時のヒロイン・福田麻貴らが集結するフジテレビのバラエティ特番『ただ今、コント中。』(29日21:00~23:10)。久々にゴールデンタイムで立ち上がる大型コント番組に、伊達みきおは「フジテレビのコントの歴史に入り込めればうれしいですね」と興奮を語るが、喜んでいるのは芸人たちだけでなく、現場のスタッフも同じだ。 【写真】「YouTuber一家」(『ただ今、コント中。』より) 今回の特番で、初めてコント撮影に挑んだフジテレビ入社6年目の大村昂平ディレクターも、その1人。「夢のようでした」という制作現場で、何を感じたのか――。 ■コントの灯を絶やしてしまう危機に… 93年生まれの大村Dは「『めちゃ×2イケてるッ!』『笑う犬』『ワンナイR&R』『はねるのトびら』『爆笑レッドシアター』『ピカルの定理』を見ていないと、翌日学校で話題の中心にいられなかった」という世代。そういったコント番組の制作を希望して、フジテレビに入社した。 しかし、「フジテレビのバラエティの若手ディレクターは、みんなコントをやりたくて入ってきたんですが、今はその場がなかったので、コントをやりたいというのは企画書を出して主張するしかありませんでした」(大村D、以下同)と振り返る。 『ドリフ大爆笑』『オレたちひょうきん族』『とんねるずのみなさんのおかげです』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』『ダウンタウンのごっつええ感じ』など、テレビ史に残るコント番組を生み出してきたフジでさえ、最近では『志村けんのバカ殿様』『志村けんのだいじょうぶだぁ』など、ゴールデンタイムでは志村けんさんの一連のシリーズしか放送されていない状況。その志村さんが3月に亡くなり、コントの灯を絶やしてしまう危機にあった。 そんな中で誕生した『ただ今、コント中。』は、BSフジでコント番組『東北魂TV』をやっているサンドウィッチマンの伊達みきおが「フジテレビで大きなコント番組をやりたい」と“ノリ”で言ったところ、話がトントン拍子に進んで実現したもの。そこに、「企画募集があるたびに、1個は必ずコント番組の企画書を出していました」という熱烈なアピールが報われたのか、大村Dも参加することになった。 若手芸人の発掘番組『新しい波24』(17年)、その選抜メンバーで放送された『AI-TV』(17~18年)を担当し、そこに出演していたゆりやんレトリィバァやハナコもゲストで登場するが、彼らを起用したコント番組の企画書も出していただけに、「こんなに早く実現できるなんて、夢のようでした」と感激の様子だ。 ■昔ながらの“ザ・コント”の画に こうして念願のコント撮影に挑んだ大村D。初めての経験で、「台本を(構成)作家さんと詰めて作っていくんですけど、『セリフで説明しすぎ。そこは“えっ?”とかリアクションだけでいける』と言われたのが、カルチャーショックでしたね。普通の番組で台本を作るとき、流れの中で“リアクションだけでいく”なんてことはないので」と、新たな発見があった。 最近のバラエティ番組は、細かい説明や出演者の発言などをテロップで表示するのが定石になっているが、今回は「昔ながらの“ザ・コント”の画になっています」と、必要最低限にとどめているという。 新たな発見は、ほかにも。「3時のヒロインの福田さんがツッコミのセリフを台本で読んだときに、『ここはもう少しこういうニュアンスを入れましょうか?』とか『こういう言い方でもいいですか?』と提案してくれて、格段に面白くなったんです。セリフ回しだけでここまで面白くなるのかというのも、カルチャーショックがありました」。 一方で、反省点もあった。福田ふんする女子高生が、会社を辞めてYouTuberになった父(富澤たけし)と母(山内健司)に翻ろうされる「YouTuber一家」では、「撮る前に、どういう画がほしいのかとか自分では結構シミュレーションしたんですけど、いざ富澤さんや山内さんを前にしたときにうまく説明できなかったり、福田さんが家族に対してツッコんでいく場面で距離が遠くなってしまったりして、細かい部分の確認が必要なんだと、痛感しました」と思い返す。

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