堀口恭司「どんな試合も油断したら負ける」と警戒。相手のズールーは「弱点はある」と堀口攻略に自信【RIZIN.49】
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。 今大会ではフライ級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)がエンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CIT Performance Institute)を相手に初防衛戦を行う。 堀口は昨年大晦日に神龍誠を破り、初代フェザー級王座に就き、今回が初防衛戦。6月にはかつてBellatorで敗れているセルジオ・ペティスに終始リードしての完封勝利を収め、リベンジを果たしている。ズールーは南アフリカの格闘技団体EFCのバンタム級とフライ級の元2階級王者。今年9月にRIZIN初参戦を果たすと修斗2階級制覇王者の新井丈をTKOで破り、今回の王座挑戦にこぎつけた。 堀口はズールーについて「すごいキックボクシング的な動きがうまくて、身長もリーチもあって、やりづらい相手だなっていう感じ」と評した。また「どんな試合も油断したら負ける。油断しないようにしている。下手したら負けるとは思っている」とズールーを警戒。 試合については「KOでも一本でもしっかり決めて、次のステップにつながるような試合をしたい」と語る。この「次」については「UFCに行きたいなとは思ってます」とUFC参戦を意識。「具体的にはまだ何もなっていない。でも自分のなかでは行きたいというのが大きい」などと明かした。UFCに参戦した場合、フライ級王者は同門のアレッシャンドリ・パントージャなのだが「ジムでもよく話すけど“来るなら挑戦を受ける”と向こうも言っているし、ちょっとやりづらいけどしょうがない」などと語った。 先にインタビューを行ったズールーは堀口について「素晴らしい選手だと思う。経験も豊富でたくさん勝っている。爆発力があっていい選手だが、最高の作戦を練ってきた。それを披露できるのが待ちきれない」と評したうえで試合については「サブミッション、ノックアウト、TKO、何になるか分からないが、自分はフィニッシャーなのでジャッジに委ねることは好きではない。どうなるにしてもフィニッシュする」と判定決着は否定。また「弱点はある」と堀口攻略に自信を見せた。