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【食堂のおばちゃんの人生相談】58歳・自営業のお悩み

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SmartFLASH

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える! 【お悩み/YUKMANさん(58)自営業】  麻雀が好きで、仲間と卓を囲んでいたが、メンバーが痛風やヘルニアで次々と脱落し、最近はフリーで雀荘に通っている。が、個性的な打ち方をする輩が多く、なかなか勝てない。まだ体力には自信があるので、この歳で勝率を上げるには、どうしたらいいのだろう。 【山口先生のお答え】  これは……相談なさる相手を間違えましたね。私、麻雀を全然知りません。それに、勝負事はてきめんに弱いです。小学生の頃兄に将棋を習いましたが、兄の家庭教師の東大生と指したら30秒で詰んでしまいました。とほほ。  そんな私ですが、麻雀が「人間関係のゲーム」であることは認識しております。  麻雀を全然知らなくても『まあじゃんほうろうき』(西原理恵子著)は大いに楽しみました。あの作品、麻雀の手には全然触れず、大負けしても懲りずに卓を囲む人たちの生態が赤裸々に描かれていて、その人間喜劇に大笑いしたのでした。  だから、最近の学生はゲームに走って麻雀をしなくなりました。人間関係が面倒くさいからですよ。ゲームは一人で出来ますから。「麻雀世代」と「ゲーム世代」で世代論が書けそうですね。  それであなたのお悩みですが、麻雀に勝つとは即ち人間関係に勝利することです。それなら、まず相手の性格を見極めることが肝要です。はったりカマすか、大事なときにビビるか、石橋を叩いて渡るのか壊すのか、どういうタイプかよく観察して下さい。  そして、強い相手と真っ向勝負するのは避けましょう。勝負するのは相手が弱った瞬間です。  勝手なことを書きましたが、麻雀は中高年には大変良いご趣味だと思います。認知症が改善したというデータもあるんですよ。どうぞこれから先も、楽しい麻雀ライフを謳歌して下さい。 やまぐちえいこ 1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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