上野女流棋聖と奥田四段が挑戦者決定戦進出 囲碁の会津中央病院・女流立葵杯 福島県会津若松市
囲碁の女流タイトル戦「第9期会津中央病院・女流立葵杯」は21日、福島県会津若松市東山温泉の「今昔亭」で本戦準決勝の2局が打たれ、上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)と奥田あや四段(33)が22日の挑戦者決定戦進出を決めた。 上野女流棋聖は本戦初出場の木部夏生二段(26)に131手で黒番中押し勝ちした。女流立葵杯では第6、8期で挑戦者になった。今年4月に国際女流棋戦で日本勢初優勝を飾り「世界一」の女流棋士として脚光を浴びている。 奥田四段は鈴木七段(38)に220手で白番中押し勝ちした。女流立葵杯での本戦入りは5回目で、前身の「第1回会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦」で準優勝した。今年3月の「プロ棋士ペア碁選手権」で優勝した。 準決勝は2局同時に行われ、午前10時に立会人の岡田結美子六段が対局開始を告げた。温知会の渡部満事務長、福島民報社の中尾富安専務、日本棋院常務理事の青木喜久代八段らが冒頭を観戦した。