ラッパー千葉雄喜の驚くべき“真価”。「彼を推せば日本人が世界で戦えるようになる」と言える理由
世界に最も近い日本人ラッパー
この一曲だけでも、千葉雄喜が世界にどれだけ近いかが想像できるかと思いますが、それで終わりではありません。 『チーム友達』の効力が大きかったのか、2024年7月にアメリカでかなり知名度の高い大物のフィメールラッパーであるミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)がリリースした曲「Mamushi (マムシ)」に、客演で迎え入れられたのです。しかも、千葉雄喜はその曲の中でほぼ日本語でラップしただけでなく、サビの部分でミーガンにも日本語で歌わせるまでにいたったのです。
ミーガンがどのぐらいすごいのかというと、今アメリカの大統領選挙に出馬しているカマラ・ハリスの演説ラリーでパフォーマンスをするぐらいであり、さらに、そのパフォーマンスにてMamushiを披露し、その演説ラリーの会場で千葉雄喜の声が響き渡りました。 それだけはなく、ミーガンがロンドンでツアーをしている際のライブ会場に千葉雄喜がサプライズで登場し、ロンドンでMamushiのバースを日本語で披露。観客もリリックを大熱唱するぐらい人気のある曲であることを証明しましたし、ミーガンも世界的に知名度が高いフィメールラッパーなのも想像がつくかと思います。 一度引退するも改名をして再び参上するや否や世界に轟くラッパー、千葉雄喜が今日本人ラッパーの中で最も世界に近い男だということは疑いようがなく、間違いないのです。
日本のHIPHOPシーンの発展の為に
最後に完全に個人的な意見と、日本のHIPHOPファンへのお願いを書き記します。結論から言いますと「千葉雄喜を世界に向けて全面的に推しましょう!」ということです。そうすれば日本のHIPHOPシーンがさらに活性化していきます。 極端な話、日本のラッパーがひとりでも多く世界で認識され、売れて、トレンドになりさえすれば、その他の日本で活動する多くのラッパーにとってもチャンスが増えると私は考えています。しかも日本市場ではなく、世界市場という土俵で日本人ラッパーが戦えるようになるのです。 まずは誰かに世界へのドアを開けてもらう必要があるのですが、今そのドアに手をかけているのが、まさに千葉雄喜なのです。 『チーム友達』という曲が好きか嫌いかは一旦置いていただき、日本のHIPHOPシーンのために、そのドアを開けてくれるのを全面的に応援すべきだと私は思うのです。 世界に最も近いラッパー、千葉雄喜。その格好良さもさることながら日本のHIPHOPシーンが世界に進出するための先駆者という魅力に溢れた伝説的なラッパーなのは間違いないと思います。今後もみんなで応援して行きましょう! ショットガンダンディ=文 池田裕美=編集
OCEANS編集部