マー君争奪 本命視されるヤンキースに井川のトラウマ
■メジャー仕様に苦しむ日本の投手 日本人投手は、メジャー仕様のボールや、マウンドの傾斜などの環境への適応に苦しむ。 「ボールが滑る」、「重い」などへの負担が、蓄積していくことで、肘や肩を痛めてしまうケースが後を絶たない。レッドソックスのストッパーとして世界一になった上原浩治でさえ肘を痛めてしまった過去がある。WBCの使用球とメジャー球が違うものとはいえ、WBCで結果を残せなかったマー君が、ボールへの対応に苦しむことも可能性としては否定できないだろう。 それらのネガティブな条件を検討し始めれば、過去になんらかの形で日本人投手に煮え湯を飲まされた球団が巨額を使う補強に二の足を踏むのも仕方ない。米国では、ヤンキースが獲得に動くことは、ほぼ間違いないというような報道がされているが、ハイリスクを承知の大型投資をIGAWAの失敗を知るヤンキースが決断するのだろうか。