【バレー】PFUブルーキャッツ石川かほく・細沼綾主将「ブロックは常に上位をキープ、ブロードも頑張る」、バルデス・メリーサ「たくさん点数を取るためにハードワークする」、藤倉由貴「入団するならここしかない。最後の挑戦でした」 SV女子
次にセッターについてです。 ナッタニチャは非常にテクニックがある選手です。ですが、チームへの合流に時間がかかりました。 ナッタニチャとタットダオ選手はずっとタイ代表で一緒にやっていますが、他のプレーヤーとは時間を作らなくてはいけない。プレータイムを作って、互いのコミュニケーションを上げていく必要もあります。そこでスタートではナッタニチャでいきました。 ただ、今日のファーストセットはリズムが作れなかった。そこで藤倉にチェンジしました。そこから良いオフェンスができていましたので、そのまま藤倉でいこうと決断をしました。 ――1つのセットの中でもお互いに主導権を奪い合う展開でしたね。 馬場:サーブがキーだったと思います。 我々が優位に運べているときは良いサーブが打てていました。相手のアウトサイドの選手にしっかりとストレスをかけられている。 試合の中盤から少しNEC川崎さんのサーブのクオリティが落ちてきたところがありましたが、NEC川崎さんはそこからハードサーブだけではなくて前後に駆け引きをするサーブを入れてきました。 そこに我々が対応しきれなかったところがあります。 ――藤倉選手は、クラブチームから加入した異色の選手です。昨季は控えセッターでしたが、今季はメインで上げることも多くなると思います。監督から見てどのような選手か? 馬場:献身的な選手です。今シーズン、ナッタニチャの合流遅かったということもありますが、ずっとセッターを彼女が一人でやってくれました。 黒鷲旗が終わってすぐに参加したVTBカップもそうですし、サマーリーグ、中部総合、それぞれの大会で、しっかりと彼女が上げ切って優勝できています。 彼女の中でも自信になっているんじゃないかなと思います。 信頼できるセッターだと感じています。
■GAME2 選手コメント
■GAME2 11月17日 NEC川崎 3(25-21、25-19、25-22)0 PFU ●藤倉由貴選手(セッター) 相手のサーブの勢いに押された部分もありましたが、サーブレシーブからリズムは作れていたと思います。 ただ、ちょっとしたミスだったりとか、相手ブロックの高さにやられたと感じています。 ディグでボールが上がった後、トスワークで流れを作れなかったと思います。 ――PFUに加入する前はクラブチーム(ビオーレ名古屋)に所属していました。そこから、トップカテゴリーのチームに入って、SVリーグでトスを上げていますね。 藤倉:トップリーグでは相手ブロックの高さ、トスの組み立て方も大きく変わってきます。最初は通用しなかったり、思うようなトスが上げられませんでした。 今は2シーズン目で少し慣れたこともあり、周りの選手に助けてもらいながら、良い攻撃の組み立ても多くなったと思っています。 自信はついてきましたが、まだ経験値は全然浅いと思いますし、その差がゲームの流れに影響するところもあるので詰めていきたいなと思っています。
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