ホンダ、「N-BOX」を改良 デザインを刷新、新コーディネートも追加
ホンダは12月24日、軽自動車「N-BOX」をマイナーモデルチェンジし、25日に発売すると発表した。内外装のデザインを刷新したほか、新たなコーディネートを提案するグレードを追加。最量販車種の魅力を高め、さらに幅広い層を取り込む。 【画像】ホンダ「N-BOX」「N-BOX Custom」 N-BOXは2011年の発売以来、室内空間の広さなどによって幅広い層からの支持を得ている。19年(1~12月)の販売台数はホンダとして過去最高となる25万3500台を記録。国内新車販売台数では、3年連続でトップになった。また、20年の上半期(1~6月)も首位を維持。20年6月には、累計販売台数180万台を達成している。 今回のマイナーチェンジでは、「N-BOX」「N-BOX Custom(カスタム)」ともに、「所有する喜びをより一層得られるようなデザイン」(同社)に改良。N-BOXは、よりシンプルで機能性を強調したデザインに仕上げた。エクステリアはヘッドライトとグリルの形状を変更。落ち着いた表情にしたほか、メッキバーをロアグリルに追加することでワイドなイメージを持たせている。インテリアはダークブラウンに刷新。ホワイトの加飾とシート表皮を引き立てるような色にした。 N-BOXカスタムは、N-BOXよりいっそう高級感や存在感を高めたデザインに仕上げた。エクステリアは、アッパーグリルのメッキを立体化するなど、フロント周りのデザインを強化。また、メッキバーをリアバンパーに追加した。インテリアは、ブラックの内装とシート表皮は変更せず、マルチブラック塗装の加飾を刷新し、奥行きを感じられるようにした。
新たなコーディネートスタイルを提案
さらに、新たなコーディネートスタイルのグレードを設定した。N-BOXでは、2トーンの外装色をブラウンルーフに統一し、ディッシュホイールを新たに追加。インテリアは、塗装加飾とシート表皮をブラウン色調としている。 N-BOXカスタムでは、ボディーカラーにホンダの軽自動車として初めて「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」を導入。また、ダークメッキの加飾に色調をそろえた、カラークリア仕上げのアルミホイールも採用している。インテリアでも、同社の軽として初めてフル合皮シートを採用し、高級感を高めた。 安全装備では、ソナーセンサーを4個に増やすことで、後方の障害物の接近を検知してドライバーに注意を促す「パーキングセンサーシステム」を追加している。 メーカー希望小売価格(税込)は、N-BOXが142万8900円~202万2900円、N-BOXカスタムが176万9900円~223万3000円。
ITmedia ビジネスオンライン