全文公開!Bリーガー独占インタビュー:佐藤卓磨(千葉ジェッツふなばし #14)
滋賀レイクスターズから今シーズン千葉ジェッツふなばしに移籍した佐藤卓磨は、新天地でも197cmのスイングマンとして攻防両面で奮闘中。選手層が厚く、チーム内の競争も激しい中で全試合先発で出場している。11月には日本代表候補として合宿に招集されるなど着実にレベルアップしており、20代半ばの選手の中でさらなる飛躍が楽しみな選手の一人。天皇杯の岩手ビッグブルズ戦を前に、佐藤から千葉での現状などについて話を聞いた。 千葉ジェッツふなばし 14番/SG/SF 佐藤卓磨(取材日:2020年12月16日)
Q 8連勝で東地区首位に立ちました。今のチーム状況をどう思いますか? 「首位ということで本当に勝てているのもあるんですけど、その中で課題がいくつかあるんです。それでも、勝っている中で課題を修正できる今の状況をすごくいいなと思うんです。これから6連戦、力のあるチームとの戦いが続くので、全然油断できないなという感じです」
Q 自分を追い込むためにと言う理由でジェッツに移籍したわけですが、本当によかったと思えることは?何かいいエピソードがあればぜひ。 「僕が本当になんで追い込みたいかと思ったのは、代表合宿に行った時に東地区の選手とマッチアップして、日常からこのレベルじゃないとダメだなと感じたんですけど、原(修太)さんだったり、シャノン・ショーターという2番3番でリーグの中でも力のある選手と普段からマッチアップしていて、フィジカルもスピードもある選手と毎日体をぶつけ合っているというのが自分の中で自信になっている。試合よりも練習のほうがきついということだと思います」
Q ジェッツの中で自分が全うすべき役割、大野コーチからよく言われていることは何ですか? 「ディフェンスだったら相手のポイントゲッターだったりとか、本当に乗せてはいけない選手を卓磨につかせると言われているので、相手のエースを止められるようなディフェンダーになること。オフェンスだったら、他に点数取れる選手がいるので、もちろん点数も狙いに行きますけど、自分がトランジションで走ってレイアップに行けたら行く、無理でも自分が走ることによってスペースを広げて、富樫(勇樹)さんだったりセバス(セバスチャン・サイズ)に快適なオフェンスの状況を作るのが僕の役割だと思います。ボールを持っている時間が少ない試合もあるんですけど、それでもオフボールの動きが僕は得意なので、そこで仕事ができればと思っていますし、かと言って消極的になる必要はないと思っています」