子どものいない40代女性たちは、なぜこんなに苦しく、生きづらいのか
子どものいる人生の方が上だという認識を持った人たち
「何を言っても負け惜しみにしか聞こえない」 年末にハフポストに掲載された『「産めない」と「産まない」の大きな違いを経験して…。それでも今は後悔していない。』へ寄せられたコメントだ。 子どものいる人生を想定していたけど、産めなかった私は40代前半で子どものいない人生が確定した。いまでは自分のライフスタイルにあっていると、子どものいない人生を受け入れていることを語った。 子どもがいないことに対してどんな言葉を紡いでも、負け惜しみにしか聞こえない人は、きっと子どものいる人生の方が上だという認識を持っているのだろう。母親になることこそ女の幸せ。子どもを産み・育てることがなにより尊いと考えている人は一定数いるのだから、いちいち気にしていたらきりがない。 子どものことに限らず、思い通りになる人生なんてない。想定外だったとしても卑下せずに、幸福度と充実度を上げていく努力をして、結果オーライな人生を目指すしかない。そして、これから結婚する/しない、子どもを持つ/持たないを選択できる若い世代にとって、どんなライフコースでも自分らしく堂々と生きていける社会になってほしい。なにより、選択できる余地があるって素晴らしいことなのだから。
文:くどうみやこ 編集:榊原すずみ/ハフポスト日本版