【クマリデパート インタビュー】メンバー全員で作る振付けは中毒性120パーセント!
奇想天外な楽曲ととびきりキュートなパフォーマンスで注目を集める6人組アイドル・クマリデパート。待望のニューシングルは一瞬たりとも目が離せない振付けも魅力のポップチューン「あみだ☆ふぉーちゅーん」と、思わずウルッときてしまうドラマチックなミディアムチューン「これから」。彼女たちのギャップが楽しめる一枚は必聴だ! クマリデパート インタビューその他の写真
それぞれ犬になっている振付けは必見です!
──「あみだ☆ふぉーちゅーん」はとてもパワフルで元気をもらえる曲ですね! 山乃:そうなんです! 私はこの曲の振付けが大好きなんですよ。歌詞にリンクしている細かい振りがたっぷり入っていて、《こっそり線を書き足して/あとは可愛さで》という歌詞のところでは、私が人差し指をピッと上げるとアヤネさんの足もピッと上がるんです。観れば観るほどに分析し甲斐のある曲になっています。 小田:Aメロの前にピコピコ音が流れるんですけど、そこでは早桜ちゃんがゲームを起動する振りがあって、Aメロが始まるとメンバーがゲームのキャラクターみたいに動き出す仕掛けになっているのも楽しいです! 楓:今回の振付けは全員でひとつのかたちを作っている感じがします。例えば《自分で決めたこの道/一直線に進めない!》というフレーズではみんなの腕で一直線を作っていて、そこがきれいに揃うと気持ち良いんですよ。あとは、《いぬはかしこい いぬかしこい》でそれぞれが犬に関する振りをしていたり。 ──犬に関する振付け!? 楓:はい(笑)。 小田:私とメイは影絵で犬を作りながら口パクで“ワン、ワンワン”と言っています。影絵が伝わらないと、ただ口をパクパクしているだけに見えるんですけど(笑)。 優雨:私はマナちゃんが扮する犬の飼い主をやっていて、ご飯を用意して、お手をさせたり、フリスビーを投げる仕草をするんですけど、犬役のマナちゃんはどんな無茶ぶりにも反応してくれます(笑)。 七瀬:フリスビーを投げてくれるのがお気に入りです♪ 早桜:私はパントマイムで犬を散歩させています。会場が広いと暴れちゃう時も…! 七瀬:動きはコミカルなんですけど、《何もかも夢が叶うよ》という歌詞は私はアイドルになるまでに時間がかかったから、すごく深みを感じました。そんなフレーズを自分で歌えることが嬉しいですし、“さらに飛躍して大きな夢を叶えていく!”という想いを込めて歌っています。そんな真面目な一面もあるからギャップを感じてもらえる瞬間もあるんじゃないかな? 優雨:この曲では讃美歌のような歌い方にも挑戦しているので、もちろん歌唱にも要注目です! 楓:いろんな歌い方をしていて、強さを感じたり、可愛らしさがあったり、短時間でいろんな姿を見せているんです。あとは、歌詞にたくさんの“6”が出てきます。クマリデパートは6人なので、今の私たちだからこその特別な歌詞に思えてお気に入りです。 小田:この曲ではメンバーひとりひとりの特徴も歌っているんですよ。どこが誰の部分なのか分かるように掛け声で名前を呼んでいるので、「あみだ☆ふぉーちゅーん」からクマリデパートを知ってもらった方にも各々の個性が分かってもらえると思います! 早桜:サビの前に入っている台詞は自分たちで考えていて、私はレコーディングの時にスタッフさんから“どんなふうに優雨ちゃんを呼ぶことが多い?”と訊かれたので“「優雨、お弁当あるよ」かな?”と答えたら、そのまま採用されちゃって(笑)。私と優雨のとても自然体な空気感が入っています。 ──もう一曲の「これから」はまったく違うタイプのミディアムチューンで驚きました! 山乃:『限界無限大ツアー2021』のファイナルだったZepp DiverCity(TOKYO)公演でしか披露していない曲で、これからも大事なタイミングで歌っていきたいと思っています。私たちだけでなく、ファンのみんなと一緒に育てていきたい曲なんですよ。だから、今後は振付けも増やしていこうと話していて、まだ決まりきっていないからこそワクワクしています。ラジオのエンディングのように切ない感じがあるけど、ちゃんとビートが刻まれているところが気に入っています。 優雨:この曲を最初に聴いた時、“難しそうだなぁ”と思ったんです。もともと歌うことが苦手で、バラードってアッパーな曲よりもテンションが持ち込めないし、すごく緊張してしまうんです。私は《ずっとキミだけが/隣にいてくれるだけで/それでいいの》の“それでいいの”を歌っているんですけど、レコーディングの際にスタッフさんに“優雨ちゃんらしくそのままでいいよ”とアドバイスをいただいて、少し自由に歌えました。悲しく終わるのではなく、これから先にある希望が伝わったら嬉しいです。 七瀬:歌詞には大切な人を思う気持ちが描かれている印象があったので、自分の想いも重ねることができると思いました。普段から“ファンのみなさんがいなかったら、私はここまで来れなかった”と思っているからこそ、《ずっとキミだけが/隣にいてくれるだけで》は特に感情移入して歌えました。これからライヴで歌うごとに感情表現を豊かにしていきたいです。 小田:今までのクマリデパートの曲の中でもダントツで、“いかにやさしく歌うか”ということに苦戦しました。私は歌う時にどうしてもうるさいくらいに動いちゃうんですよ(笑)。私とフウカが加入した時に“いつか一緒にハモれたらいいね”と話していたので、それがこの曲で挑戦できたのはすごく嬉しかったです。 楓:私は逆にバラードを歌うのが好きなので、「これから」はすごく歌いやすかったんです。ただ、表現力にはまだ自信がないので不安もあったし、レコーディングの時には感情が入りすぎてウルウルしてきちゃって…こんなに気持ちがあふれたレコーディングは初めてだったから、これからみなさんに音源で聴いてもらえるのが楽しみです。 早桜:私はそのフウカの歌声を聴きながらレコーディングをしたから、引っ張られて込み上げるものがありました。タイトルは“これから”だし、明るい感じでも歌いたかったので、“これからも一緒に歌おう!”という気持ちを表現しながら歌いました。いつもとは違うクマリデパートを感じられる一曲になっていると思います。 ──では、最後に2022年の目標を教えてください! 早桜:実はみんなで新年会をしたいっていう話をしているんですよ。昨年を振り返りつつ、今後の話し合いをしながらワチャワチャしたいです。 山乃:私はみんなでディズニーランドに行きたい! 全員:行きたい~! 山乃:昨年はみんなで江の島とUSJに行ったんですよ。 ──完全にプライベートで!? 山乃:はい! 早桜:いつも急に“明日行かない?”みたいな感じでノリで決まるんですよね。 優雨:でも、早桜ちゃんはなかなか来てくれないよね? “家にご飯があるから”って帰っちゃうんですよ~。 早桜:今日も家に帰ったら蟹のお鍋があるんです! ──…それは仕方ない! 早桜:ですよね~!(笑) 全員:(笑)。 取材:吉田可奈
OKMusic編集部