ジョニ―・デップと婚約破棄で地獄の底へ...万引きや逮捕で「仕事ゼロ」になったハリウッド女優が過酷な90年代を振り返る
万引きで逮捕...オファー0に
タブロイド紙が彼女に対して最も牙をむいたのは2001年のこと。ライダーはビバリーヒルズのサックス・フィフス・アヴェニューで万引きをして逮捕されたのだ(後に彼女は腕を骨折した際に痛み止めを過剰処方され、その結果、頭がもうろうとしていたと釈明している。彼女に痛み止めを処方した医師は後に医師免許を剝奪された)。 そしてその後、彼女は消えた。「まさに引きこもった感じね。私はサンフランシスコにいたけれど、何ひとつオファーがなかった。双方がお互いから距離を取ったのだと思う。2000年代初頭を振り返ると、面白くもあり、残酷な時代だったと思う。ヘイトが蔓延していたというか……。その後ロサンゼルスに戻ったのだけれど、つらかった。あの頃のことがもう終わりになったのかどうかは、私としてはまだ処理できていないかも」 このような数々の経験をもとに、ライダーは『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で共演している若いキャストたちに対し、このドラマに出演して注目を集めることの影響や、ドラマが終了した後の自分の状況にどう適応していくべきかなどについて、細かい気配りをしている。 時代性のあるドラマに出演することによって、人々からの注目を求めたくなってしまうことの意味について、彼女はこのように話す。「若い子たちには、このような経験はまれなことだと理解してほしい。非常に珍しいことなのだと。だから『この作品に出演していることそのものがご褒美なのよ!』と彼らに伝えている。私が彼らの年齢の頃には、自分の仕事の成果をうれしいと感じることができなかったから」