【シンガポール】スペースシード、起業家支援企業に出資
宇宙関連分野での新技術獲得や事業化に取り組むスペースシードホールディングス(東京都港区)は5日、起業家支援を手がけるシンガポールの144ベンチャーズに出資したと発表した。出資額は明らかにしていない。 144ベンチャーズの前身であるグローカリンク(Glocalink)シンガポールは2019年設立。持続可能な食料、農業、食料安全保障に関する取り組みが世界規模で広がる中、フードテック(先端食品技術)、アグリテック(先端農業技術)を重点分野と位置付け、東南アジアを中心にスタートアップの発掘・育成を進めてきた。支援対象の拡大を機に今年8月、社名を144ベンチャーズに変更した。 スペースシードは今年1月設立。大学などとの共同研究を通じて社会課題の解決に取り組んでおり、最終的には宇宙空間での居住に必要な技術をそろえることを目指している。144ベンチャーズの株式の一部を取得して資本参画することで、世界規模で起業家支援事業を展開していく考えだ。