SNS利用、長いほど正答率低下 1日3時間以上、中3の3割
小6の2割以上、中3の3割以上が、スマートフォンでの動画視聴や交流サイト(SNS)の閲覧に1日3時間以上費やしていることが、全国学力テストの児童生徒アンケートで分かった。前回2022年度調査より小中ともに割合が増加。利用時間が長いほど平均正答率は低かった。 平日に1日当たりどれくらい携帯電話やスマホで動画やSNSを見るか(学習は除く)を質問。「4時間以上」と答えたのは小6で11.8%、中3で17.9%。「3時間以上、4時間より少ない」は小6が8.7%、中3が14.2%だった。3時間以上の割合は、同様の質問をした前回調査から小6で0.8ポイント、中3で2.9ポイント増えた。 利用時間と各教科の平均正答率の関連を調べたところ、小中の国語、算数・数学いずれも、「30分より少ない」が最も高かった。利用時間が長くなるほど平均正答率が低下する傾向がみられ、「4時間以上」がいずれも最低だった。
「携帯電話やスマホを持っていない」と回答したのは小6が21.1%、中3が3.4%だった。