不朽の美アイコン、グレース・ケリーの必見出演作をプレイバック
11月12日は、往年の銀幕スターとして高い人気を誇るグレース・ケリーの誕生日。映画界屈指の美しきアイコンとして今でも愛され続ける彼女を偲んで、一度は観ておくべきその出演作をここにおさらい。 【写真】グレース・ケリーがプリンセスになるまで。オールドハリウッドの貴重なフォトギャラリー36 大人のメロドラマからスタイリッシュな傑作サスペンスまで、その美貌とエレガンスに改めてうっとりしたい。
『真昼の決闘』(1952)
新進女優だったグレースを拝める本作は、緊張感たっぷりの西部劇。ウィル(ゲイリー・クーパー)は、エイミー(グレース)との結婚を機に保安官という危険な職を辞め、他の町に移る予定だった。 だが挙式の直後、かつて逮捕した4人の無法者たちが釈放され、復讐にやって来るという報せが入る。ウィルは周囲に助けを求めるが……。ウエディングドレス姿のグレースが実に可憐。
『モガンボ』(1953)
遠いアフリカの地で繰り広げられる、大人のメロドラマ。エロイーズ(エヴァ・ガードナー)という元ショーガールと、生物学者の妻リンダ(グレース)という2人の女性の間で揺れ動く動物ハンターの男ヴィクター(クラーク・ゲーブル)を描く。 初々しさを感じさせるグレースは、本作で見事ゴールデン・グローブ助演女優賞を獲得、アカデミー助演女優賞にノミネート。名優たちの贅沢な共演も見もの。
『ダイヤルMを廻せ!』(1954)
巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が手がけた、犯人側の視点から描く名作サスペンス。ほぼマンションの1室のみが舞台となっているのも特徴。妻マーゴ(グレース)の不倫を知った夫トニー(レイ・ミランド)は、彼女の殺害を企てる。だが計画は思わぬ方向へ――。 1998年にはグウィネス・パルトロウ&マイケル・ダグラス主演で『ダイヤルM』の名でリメイクもされているので、気になった人はこちらもチェックを。
『裏窓』(1954)
事故で脚を骨折したカメラマンのジェフ(ジェームズ・スチュワート)は、退屈しのぎに望遠レンズで隣人たちの私生活の覗き見を開始。ある日、口論の絶えない夫婦の妻が姿を消したことを怪しみ、恋人リザ(グレース)らの協力を得て独自に調査を始めるが……? 伝説の衣装デザイナー、イーディス・ヘッドが手がける美しい服をまとったグレースは、ため息が出るほどエレガント! ストーリーだけでなくファッションもあわせて注目したい、ヒッチコックの代表作かつ傑作として名高い1本。