総額資産は600億円超! 『ハリー・ポッター』の作者、J・K・ローリングの半生を数字で検証
『ハリー・ポッター』シリーズを生み出した作家、ジョアン・ローリング(ペンネームはご存じ、J・K・ローリング)。いまでは総資産600億円超ともいわれる彼女だけど、実は生活保護を受けていた過去があるなど、波乱万丈。そこで、意外と知られていないことも多い彼女の半生を、数字でプレイバック!
父ピーターが約660万円相当のサイン本を勝手に売る
2003年、ビジネスに失敗して負った約1400万円(10万ポンド)の借金返済のために父ピーター・ローリングが娘のサイン入りの『ハリー・ポッター』シリーズ初版本をオークションにかけたことが判明。その額は約660万円(5万ポンド)。しかし、競売にかけた7冊中3冊は売れ残り、約1600万円(12万ポンド)の収益を想定していたという父としては期待外れだったとか。売れた本の中には、2000年の父の日にプレゼントした「大好きよ、あなたの長女より」とサインが入った『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』も含まれており、以来絶縁状態に。その後、2012年には関係を修復したと報じられている。
子どもは3人
ポルトガルで英語教師をしていたときに出会った男性と27歳で結婚し、1993年に長女ジェシカちゃんを出産するも、4ヵ月後に家を追い出されてしまい妹が住むエジンバラへ。その後、現在のパートナーで医師のニール・マレーと出会い、2001年に再婚。2003年には長男、2年後には次女が誕生し、プライベートでは3児の母。
2018年の1年間に稼いだ推定純資産は約98億円
『ハリー・ポッター』シリーズが大ヒットして以来、歴史上最も多くの報酬を得た作家に君臨し続けるJ・K・ローリング。記念すべき1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』は世界140カ国で1000万部以上売れ、映画の興行収入は約1000億円(9.7億ドル)をたたきだした。全7作の発行部数は5億部超えで、関連作品を含む総売上げは約600億円(5.7億ドル)を記録。2019年の『フォーブス』誌による「最も稼ぐ作家ランキング」では約98億円(9200万ドル)で、1位に輝いた。
コロナウイルス関連の寄付は総額約1億3000万円
2020年から本格的に猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響で生活に苦しむ人たちに、合計約1億3000万円(100万ポンド)を寄付したことを発表した。半分をホームレスの人たちをサポートするチャリティ「クライシス」に、半分をロックダウン中に急増したドメスティックヴァイオレンスを受ける人たちに手を差しのべる団体「レフュジー」に贈与したそう。