安房4市町と医師会が3回目接種に向け説明会(千葉県)
新型コロナウイルスワクチンの追加接種に向けた安房4市町と安房医師会の説明会が13日、館山市のコミュニティセンターで開かれた。医療関係者約100人(一部オンライン)と行政職員20人が参加し、24日から接種券の発送が始まる高齢者接種のスケジュールなどについて共有した。 オミクロン株の感染が急拡大する中、政府は昨年末、原則8か月以上としてきた2回目接種からの経過期間を高齢者は7か月に前倒しすることを決定。医療関係者、高齢者施設の入所者や従事者などは6か月で、すでに接種が進んでいる。 説明会では、行政担当者が、「一般市民(高齢者)の接種開始日は2月1日」「追加接種のワクチンは、ファイザー社製と武田/モデルナ社製が54対46で配分される見込み」「接種券は、予診票と一体となった様式」といった事項を一つずつ説明。追加接種は、集団接種は行わず、個別接種で対応する前提を確認した。 昨年7月1日までに2回目の接種が完了した高齢者(約7000人分)の接種券が、24日の週から発送される予定で、医療機関一覧も同封される。一覧には、個々の医療機関の▽対象=かかりつけ患者か誰でも可能か▽ワクチンの種類=ファイザーかモデルナか▽予約方法=窓口か電話、ネットか――といった情報を記載し、できる限り混乱を避けるという。 接種券の発送は、高齢者は7か月経過後、それ以外は8か月経過後に毎週月曜日に発送される予定。ワクチンの発注方法や輸送も説明があり、多くの質問が飛び交った。また政府が一般住民の前倒しや小児接種に言及している点には、「現状、国から新しい情報は寄せられていない」とした。「薬事承認や予防接種法関係の改正を経て、早ければ3月ごろから小児(5~11歳)までを対象とした接種が可能になる見込み」という状況も共有した。
房日新聞