友好のサトウカエデが紅葉 鴨川
鴨川市役所前に植えられている、北アメリカ原産のサトウカエデが、ひと足早く秋色に染まった。県内の紅葉名所の色づきは、まだ少し先の話。里に訪れた小さな秋が、来庁者の目を楽しませている=写真=。
サトウカエデは、カナダ国旗にデザインされた落葉広葉樹として知られ、千葉県の姉妹州アメリカ・ウィスコンシン州の木にもなっている。紅葉しているサトウカエデは、同市と同州マニトワック市が、国際姉妹都市提携した平成5年に記念植樹されたもので、高さ4メートルほどに成長している。
特徴的な大ぶりの葉をオレンジ色に染め、存在感を際立たせており、同市では「台風などの影響で、早々に枯れたり、散ってしまったり、きれいに色づかない年もあるが、今年は色鮮やかに紅葉している。来庁した際はぜひ、足を止めて見てほしい」と話している。