ヤクルト・中村悠平「生涯ヤクルトです」FA権を”永久凍結”、新たに3年契約
ヤクルト・中村悠平捕手が13日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉し、2000万円減の1億2000万円(金額は推定)でサインした。今季で3年の複数年契約が終了した正捕手は、保持していたFA権の行使を永久凍結。新たに3年契約を結び、「生涯ヤクルトです」と宣言した。 「非常に迷いました。他球団のキャッチャーがFAしている中で自分がFAすると自分の立ち位置がわかるんじゃないかと思ってすごく迷った」 宣言残留も模索するなど心は揺れた。しかし、これまでの交渉で「球団からすごく必要とされている」ことを感じて、今後も権利を行使しないことを決断した。 福井商高から入団して16年目だった今季は計96試合に出場して、打率2割3分7厘、23打点。負傷離脱もあり、満足のいく結果を残せなかった。 色紙に書いた来季の目標は「要」。「チームの要として引っ張る。まだまだ若い選手に負けずにやっていきたい」。内山と古賀ら若手が虎視眈々(たんたん)と狙う正捕手の座をやすやすと手放すわけにはいかない。
中日スポーツ