倉科カナが由緒ある演劇賞にノミネート!グラドルが女優として大成するまで
襟袖まわりの飾りもおしゃれで、女性らしい白いモフモフのかわいい上着に身を包まれているのは女優の倉科カナ(34才)。昨年12月末、都内の演劇場での仕事を終えた彼女は、マスク越しにも笑顔なのが分かるほど上機嫌だった。 【写真9枚】タイトなスカートが脚にピタり、街を歩く倉科カナ、全身。他、細い首が光る真横からのショットなど
俳優の岡田将生(32才)と共演したこの舞台『「ガラスの動物園』は大盛況。足が不自由で内気で繊細な女性を演じた倉科の演技も、演劇関係者たちから高い評価を受けていた。 1月20日に発表された2021年の優れた演劇作品や演劇人を顕彰する『第29回読売演劇大賞』では、長澤まさみ(34才)、緒川たまき(49才)らとともに、女優賞にノミネートされた。昨年9月の舞台『雨』と、この『ガラスの動物園』での芝居が評価された証しだ。 ある演劇関係者は「『雨』ではハッチャけて色気もある芝居をして、両極端な役柄を見事に演じ分けていた」と絶賛する。 読売演劇大賞は、古くは杉村春子さん(享年91)や黒柳徹子(88才)、森光子さん(享年92)、現役では大竹しのぶ(64才)や宮沢りえ(48才)が、何度も最優秀女優賞を受賞してきた由緒ある演劇賞。まさに、倉科も演技派女優として、その実力を広く認められる存在になりつつある。 元々は、16年前の「ミスマガジン2006」のグランプリ出身のグラビアアイドルだった。当時、公表していたスリーサイズは、バスト89cmウエスト59cmヒップ87cmと、抜群のプロポーション。あるアイドル雑誌のベテランライターは「当時は、秋葉原の電気店のイベント会場でも、よく水着グラビアDVDのお渡し会をやっていました。昨年9月にも女性誌『anan』で豊満なバストを手ぶらで隠した美しい写真で表紙を飾って、相変わらずのスタイルの良さが話題になりました」と振り返った。
女優に本格転身したきっかけは、応募1700人以上のオーディションで勝ち取った2009年下半期のNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』のヒロイン役だった。その後も順調にキャリアを積み上げていき、2017年の主演連続ドラマ『奪い愛、冬』は、当時の話題作にも上っていた。 あるテレビ局関係者は「主役も脇役もこなせて、清純な役から女性から嫌われてしまう嫌みな悪女まで幅広く演じられるので、貴重な存在です。所属事務所も、二階堂ふみ(27才)、土屋太鳳(26才)、春からの朝ドラ『ちむどんどん』のヒロイン黒島結菜(24才)らを抱えて、今最も勢いのあるソニー・ミュージックアーティスツ。今後の活動も安泰で、さらなる飛躍も期待できます」と話した。 私生活では、4年前の2018年11月に5年間交際していた俳優の竹野内豊(51才)との破局が報じられると、その後は新たな恋人は浮上していない。「これだけ魅力的な倉科さんだけに、いつ素敵なお相手が現れてもおかしくない。ただ、読売演劇大賞は、ここから演劇評論家や舞台制作者、研究者、劇場スタッフら目の肥えた107人の投票で最優秀賞が決められます。長澤さんらライバルも手強いが、もしも最優秀女優賞を受賞できたら、さらに引っ張りだこになるでしょう」(前出・演劇関係者) 2月上旬には、受賞者が発表される予定だ。