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奥能登芸術祭延期へ 来年9~10月にスライド

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北國新聞社

 今年9~10月に珠洲市内で開催予定の奥能登国際芸術祭2020(北國新聞社特別協力)が延期される方向となった。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない中、石川県内外からの鑑賞者やサポーター、市民の安全を確保するのは難しいとみられ、15日に開かれる実行委員会総会で、会期を1年延ばして来年9~10月とすることを軸に最終判断する見通しである。

 芸術祭は現代アート作品を珠洲の文化や風土と融合させることで新たな魅力を掘り起こし、活気を呼び込むため、3年に1度開催のトリエンナーレ方式で2017年に始まった。

 旧体育館や保育所、倉庫、廃線跡など市内一円が芸術空間になり、2回目の開催となる今回は39組の参加アーティストが創作イメージに合わせて作品の展開場所を選び、6月ごろから本格的な制作活動に入る予定だった。

 開催までに感染状況が落ち着いている可能性もあり、対策を講じた上で、予定通り9月5~10月25日の開催も模索された。ただ、自粛ムードが続く中、参加アーティストの作品制作の着手時期が見通せないことや、運営を支えるサポーターや企業からの協賛金の確保が進まず、準備作業が間に合わない可能性を考慮したとみられる。

 延期となった場合、珠洲市内の各地区を彩る秋祭りと連動させて集客に結び付けるため、会期は1年スライドさせて来年9月4日~10月24日の51日間を基本に調整が図られる見通しである。

 17年9~10月に開催された最初の芸術祭には7万1260人が鑑賞に訪れており、実行委は今回の集客目標を前回を上回る8万人に設定している。

北國新聞社