【中日】高橋宏、キャンプでの疲労回復へ”秘密兵器”ミキサー 苦手かんきつ類とプロテイン混ぜて飲む
中日・高橋宏斗投手(19)が23日、春季沖縄キャンプに秘密兵器としてミキサーを持ち込むプランを明かした。かんきつ類が得意でない右腕は、疲労回復の効果が期待される果物をプロテインとミキサーにかけて飲んで苦手克服。ひと工夫した栄養補給で、1軍キャンプ完走を目指す。また、石川昂弥内野手(20)も疲労ケアへ、酸味たっぷりの沖縄特産品を積極的に取り入れる。石川昂はこの日、CBCテレビ(TBS系)のドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に生出演した。 目標に掲げる開幕ローテ入りに向けて、まずは土台となる体をつくり上げる。高橋宏がそのきっかけとなるニューアイテムを手に入れた。 「1週間前にミキサーを購入しました」。寮に届いたのは通販チャンネル「ショップジャパン」などでも紹介されている「マジックブレット」で、お値段は約1万円。同期入団の近藤がプロテインとフルーツをミキサーにかけて飲んでいることを知り、「僕もまねしてみようと思いました」と振り返る。 目的はいたってシンプル。「グレープフルーツやパイナップルが酸っぱくて苦手だった。でも、栄養があるので食べた方がいいと思っていました」。これらのかんきつ類には疲労回復に役立つとされるビタミンが豊富。ただ、なかなか口には運べなかった。 ミキサーの効果はてきめんだった。「食べるより飲む方が楽ですね。今では1日3回飲んでいます」。プロテインにヨーグルトや、バナナ、イチゴ、メロンなどさまざまなフルーツを合わせて、朝、昼、晩と欠かさず飲んでいる。 初めてのキャンプから1年がたつ。「いろんなことに早く慣れないといけなくて、先輩についていくので必死でした」。猛練習を終えくたくたになっても、3食に加え、合間におにぎりやパンを水分で流し込み何とか体重減を避けた。来月のキャンプではハードメニューが予想される。今季はミキサー持ち込みでバリエーションを増やし、まめに疲労回復を図るとともに、1年間投げ続けられる体づくりも同時に行っていく。 体への知識、関心はこの1年で高まった。右肘に張りを感じ、離脱した昨年6月には松葉から3冊の本を借りた。そのうちの1冊が「筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト事典」(ナツメ社)。「サプリメントの摂取タイミングなどを勉強しました」と語る。少しでも成長するために、好奇心は無限大だ。
中日スポーツ