大阪府・吉村知事が定例会見8月18日(全文1)20日から40病院でコロナ外来をスタート
コロナ外来の増強でCTも撮れる
自宅療養者の方はどうしてもいろんな往診であったり、あるいは訪問看護であったり、いろいろオンライン診療だったりということの対策を今取っていますが、やはり自宅ですからCT撮れません。CT撮れないということは肺炎なのかどうか、どのくらい進行してるのかが分からないということになります。 ですので、このコロナ外来を増強することでCTも撮れます。そうすると本人はそんなにしんどいと思ってなくても肺炎が進行している人もいるし、またその逆のパターンもあります。ですのでCTをしっかり撮って医学的にきちんと診察をして、これは入院が必要となればこれは入院という、そのまま入院ということも当然ありますし、自宅に戻っていただくということもあり得る。CTを撮って、当然そのとき必要な治療も行います。解熱剤であったり、あるいは水分とか栄養分を補給するという点滴なんかも病院であれば当然打つことができます。 僕は本当はここにロナプリーブを入れたいんですけれども、僕はさっきの本部会議で言ったとおり、ロナプリーブを外来でも使えるようにという要望はあらためて大阪府からいたします。ここでロナプリーブが入ってこれるようになれば、自宅療養者が外来でロナプリーブを受けて、一定の経過観察は要ると思いますが、そこからまた自宅に戻ってということで、早期の症状が軽い段階のときにロナプリーブを打つ、これが非常に重要なので、これによって重症化を防ぐ。
アストラゼネカ製ワクチン接種を開始
特にハイリスク群の皆さんです。重症化リスクの高い、けどまだ重症化してない方にできるだけ早く投与するためには、先ほど言った宿泊療養でのロナプリーブ、病院でのロナプリーブ、これも重要ですけど、これから自宅療養もどうしてもこれだけ数が増えてきてますから、そこでもロナプリーブが打てるような体制を整えると。そうやってなんとか時間を稼ぎながらワクチン接種を早く進めていくということで、なんとか医療の現場に収めていうということが重要ではないかと。医療体制強化、病床の拡充、これもやってきましたが、併せてその中身についても強化するということを今回さらにやりたいと思っています。 3つ目です。次、お願いします。自宅療養の支援強化について2つ目ですが、訪問看護師さんによる健康観察、これが非常に輪が広がってきています。今、8月17日現在158カ所が先ほど連絡受けた段階で159カ所に増えたと聞いています。159カ所で訪問看護ステーションの皆さんが訪問看護をするという形で健康観察をすると。自宅療養者の方、やっぱり不安が多いという中で、保健所側がこれは必要だという判断をしたときにすぐ行けるように、この体制を整えています。府からの支援として支援金制度なんかも準備をして、実際に看護師の方が陽性者の自宅を訪問するという仕組みです。 これ以外にやっていますオンライン診療であったり、あるいは夜間、休日のお医者さんの診療であったり、あるいは地域によってはお医者さんの往診であったり、いろいろ自宅療養の皆さんへの医療支援というのはやっていますけれども、そのうちの1つとして訪問看護、医師の皆さんによる訪問ということを強化してきたいと思っています。 ちょっと戻ってもらっていいですか。はい、次お願いします。もう1つです。アストラゼネカのワクチンについて、接種を大阪府での受付けを開始いたしますので、そのご連絡です。アストラゼネカのワクチン、基本的にワクチンは市町村が主体になりますから市町村が中心になって、大阪府は補完的な役割を果たす、これが基本的な考え方で、今もその考え方です。市町村の皆さんにアストラゼネカの希望を出したところ、大阪市が中心、それ以外についてはなしと。貝塚がありますけれども、43市町村の中で基本的に大きな数で手を挙げたのは大阪市という形になります。 それ以外のところはないわけですが、ただ、大阪市民以外の方でもアストラゼネカを希望される方、多くはないかもしれませんがそれは補完的に大阪府としてもやっぱり受けたい方に選択できるようにしたいと思っていますので、今回アストラゼネカのワクチンの集団接種を開始いたします。