クレベル・コイケ （C）ORICON NewS inc.

■『Yogibo Presents RIZIN.49』試合前インタビュー（29日・都内ホテル） 　メインイベントとなる第14試合のフェザー級タイトルマッチで、王者の鈴木千裕に挑戦するクレベル・コイケが「対策はバッチリです。対戦経験があるので1ラウンドは難しいかもしれないけど、3ラウンドでフィニッシュする」とベルト再奪回を宣言した。 【動画インタビュー】クレベル「千裕に貸してたベルトをそろそろ返してもらう」ATT修行、平本蓮、そして『水ダウ』を語る 　昨年6月にも両者はタイトルマッチで対戦しているが、当時の王者だったクレベルが前日計量で失敗して王座を剥奪された。試合はクレベルが1ラウンドで鈴木の腕を極めて一本勝ちするも、体重超過により結果はノーコンテストとなった。 　今回は王者・鈴木vs.挑戦者・クレベルとして行われる、真の決着戦。しかもRIZIN榊原信行CEOが「10回目の節目に必要なカード」と大きな期待を込めて、記念すべき10回目の大みそか大会のメインを飾ることになった。 　前戦から鈴木の成長ぶりについて「一番は自信だと思います。私との試合後にピットブル、ケラモフ、金原と強い選手を倒してきたことが、かれにとても自信を与えている」と分析。そのうえで「自分が勝ちたい気持ちがとても強いですし、一度もチャンピオンベルトを巻いたことがないくらい勝ちたい気持ちがある」と勝利への意欲を見せる。 　打撃の得意な鈴木に対して「自分がスタンドでも倒せると思っている」と真っ向勝負の可能性も示唆する。鈴木が「倒しに行く」と語っていることについても「そういうのは簡単だけど、リングに上ったらチャンピオンになれるのは1人だけ。戦ったことがあるからこそ、彼は自分がどれだけ難しい相手だと理解しているだろうし、彼は何度も戦うチャンスがあったのに逃げてきた。自分は彼の選手生命で一番の難関なので、彼に悪夢を見せたい」と言い切った。 　この試合に向けてアメリカ・フロリダのアメリカン・トップ・チームで練習を重ねてきた。所属する堀口恭司は階級が異なるが「1回だけ一緒に練習しました」と明かし、「彼は57キロと思えないくらい、めちゃくちゃ強いね」と2階級下の王者の強さを絶賛した。 　また、ベルトを獲得し2025年に対戦したい相手を聞かれると「RIZINのフェザー級はすごく混沌としてイノベーティブな階級で競争率も高い。ケラモフ、久保選手、新しい外国人もいるし、朝倉未来選手も復活するかもしれない。だから今の時点で誰と戦いたいか考えるのは難しいです」と語った。