ダイアナ妃、英国王室一家とクリスマスを過ごせなかった「トラウマ」とは?
冷遇
『デイリー・メール』の編集長リチャード・ケイによると、1993年、盛んに報道されたチャールズ皇太子との別居から1年後、ダイアナ妃はサンドリンガムでのクリスマスイヴに参加した。彼女はそこで一晩を過ごし、家族と一緒にミサに出席した。「しかし、昼食には残らず、ケンジントン宮殿にひとりで戻り、その後は残りの一日をそこで過ごし、友人たちと過ごすためにワシントンへと出発しました。1994年にも同じことが起こりましたが、ダイアナ妃は他のロイヤルファミリーメンバーから『冷たい』対応を受けたと感じていました」と、タブロイド紙の記者は報じた。また、リチャード・ケイにある情報提供者が次のように証言したと言う。「ダイアナは全く歓迎されていると感じていませんでした。彼女は自分の存在がみんなを緊張させ、不安にさせていることが分かっていました。彼女は息子たちのために参加したのですが、うまくいきませんでした。」 ダイアナ妃はその後、もう努力しないことを決めたと報じられた。元王室料理人のダレン・マクレイディが語るように、1996年、最後のクリスマスをひとりで過ごした。「クリスマスイブにダイアナ妃に仕えるのは、いつも非常に悲しいことでした」と、彼は王室ジャーナリストのオミッド・スコビーに語っている。「ウィリアム王子とハリー王子はサンドリンガムに向かい、ダイアナ妃はひとりで過ごしていました。彼女はスタッフに家族と一緒に過ごすようにと強く勧め、私たちには食事を冷蔵庫に入れておくようにと言いました。」1997年8月31日、ダイアナ妃はパリのアルマ橋で発生した事故により命を落とし、ふたりの息子たちが彼女とクリスマスを過ごす機会は永遠に奪われてしまった。 text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)
translation: Hanae Yamaguchi