12月24日に試合が組まれていた井上とグッドマン。後者の負傷が海外メディアで伝えられている。写真：福冨倖希、Getty Images

　プロボクシングの４団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥と12月24日の“クリスマス決戦”に臨む予定だったIBF、WBO世界同級１位のサム・グッドマン（豪州）が現地13日（日本時間14日）、左目まぶたを裂傷したと米専門メディア『Boxing Sceane』が報じている。 【画像】挑戦者グッドマンの痛々しい裂傷 　豪州メディア『CODE Sports』のブレンダン・ブラッドフォード記者は自身のXで、「トレーニングキャンプ中の最後のスパーリングで目に切り傷を負った」と投稿。同国のボクシングアナウンサーであるベン・デーモン氏が提供したという傷のクローズアップ写真も併せて投稿している。 『Boxing Sceane』によれば、現時点で井上対グッドマン戦が日程変更となるのか、中止となるのか、また井上の2025年の計画にどのような影響を与えるかは不明だという。 　挑戦者の負傷によって今月24日の防衛戦は中止が濃厚だが、当然ながらこの一報には試合を待ちわびた国内外のボクシングファンから様々な反応がみられている。「グッドマンじゃなくてバッドマン」「どうせ彼が勝つなんて思ってなかった」「明日ムロジョンが早いラウンドで勝ったら彼でいいじゃないか」「王者から最後のチャンスをもらったのに…」「イノウエに殴られるくらいなら自分で自分の目を殴りたかったんだろう」「２度も逃げるなんて…」「彼はキング・イノウエに何か頼めるような人物じゃない」「人生最大の試合を戦うのに、正しいスパーリングの仕方を知らないのか？ 恥ずかしい」 　試合を約10日前に控え、ファンからは試合がみられなくなることでの無念さが、挑戦者への非難の声となって現れているようだ。はたして、同カードはどのように取り扱われるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部