発達障害の早期発見へ 5歳児健診をモデル実施(大田区)
東京都大田区は今秋、5歳児健康診査のモデル事業を始めた。公立、私立の計6保育所に通う園児と未就園児を対象に実施。保護者の同意の上、就学前の発達状況を診査して発達障害の早期発見、支援により円滑な就学につなげる。 法律に基づく健診では3歳児健診が終った後、就学時健診まで空白期間が発生してしまうことも背景にある。 モデル事業では6保育所の定期健康診断に発達障害に関する項目を追加。保護者が回答した問診票や園医による診察から、こどもの発達状況を確認。必要に応じて、心理士や専門医につなぐ。未就園児は区の地域庁舎で実施する。 事業費は区単独で260万円。2025年度は対象を拡大し、26年度からの本格実施を目指す。