マリウポリがロシア軍の手に ウクライナ兵の投降で陥落
マリウポリ、ウクライナ、5月18日(AP)― ウクライナ南東部の要衝マリウポリを巡る攻防戦で、最後の砦となった製鉄所に立てこもっていたウクライナ軍兵士が5月17日、ロシア軍に投降して、マリウポリはロシア軍の手に落ちた。 マリウポリ陥落は、2月24日侵攻を開始したロシア軍にとって、これまで最大の戦果となり、クレムリンが待ちに待った“勝利“だが、実態は連日の砲爆撃で人も住めなくなったガレキの街を支配したにすぎない。 ウクライナとロシアの交渉の結果、女性と負傷者を含む260人以上のウクライナ軍兵士が、アゾフスタリ製鉄所で包囲するロシア軍に投降。この結果、アゾフ海に面する港湾都市を巡る83日間の攻防戦は幕を閉じた。 兵士らは所持品と身体検査を受けて7台のバスに分乗して、マリウポリから約88キロ離れたロシア軍支配下のオレニフカにある元刑務所に移送された。 (日本語翻訳・編集 アフロ)