硬派クロースがオーバのゴールパフォを非難「良いお手本にならない」
レアル・マドリーに所属するドイツ代表MFトニ・クロースは、アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンのド派手なゴールセレブレーションが気に食わないようだ。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 【動画】“銀河系”を支えた守備の要、イエロがダブルダミーから決めた豪快ゴール【チーム・ゴールズ】 フットボール界屈指の高精度のキックを武器にエレガント且つ、シンプルさと効率を追求したプレースタイルを持つクロース。また、4年間『アディダス』の同じモデルのスパイクを履き続けるなど、こだわりの強さでも知られている。 そんな硬派なプレーメーカーは、昨今の派手なゴールセレブレーションに不満を抱いているようで、実弟フェリックスと共に自身がホストを務めるポッドキャスト『Einfach mal Luppen』で苦言を呈している。 その中でやり玉に挙げられたのがオーバメヤンだった。ドルトムントとアーセナルでゴールを量産してきたガボン代表FWは、シンプルなゴールセレブレーションやダンスに加え、スパイダーマン、デッドプール、バットマン、ブラックパンサーなどのスーパーヒーローのマスクを着用してきた。 そして、クロースはそんなオーバメヤンのセレブレーションに関して、「良いお手本にならない」と厳しい口調で非難している。 「リハーサルされたダンスや振り付けがあるとしたら、それはとてもばかげていると思う」 「さらに、酷いものはソックスに物が隠されているケースだ」 「オーバメヤンはかつて、セレブレーションのためにマスクを取り出したことがある。それは良いお手本にはならないし、ナンセンスだ」 一方、クロースは自身が考える理想のゴールセレブレーションに、バイエルンとドイツ代表の偉大なる先達であるゲルト・ミュラー氏のパフォーマンスを挙げている。 「僕がいつも好意的に感じていたのはゲルト・ミュラーだった。彼はただ飛び上がってズボンを引き上げるだけだった。それこそ本当の喜びだし、大きなことをする必要はないんだ」 なお、オーバメヤンの派手なゴールセレブレーションに関しては以前から対戦相手へのリスペクトを欠くとの指摘なども出ていたが、その一方で息子の誕生日を祝う目的などもあり、一概に非難するのは少し可哀そうな部分もある。
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