水戸・千波公園 デゴイチを清掃点検 守る会と市職員が汗
水戸市千波町の千波公園に展示されている蒸気機関車D51(愛称「デゴイチ」)の清掃と点検が22日行われ、子どもたちや観光客らが安全に遊べるようにと、「デゴイチを守る会」(会員60人)の会員や市職員ら約20人がほうきで砂利を払ったり、雑巾でほこりを拭ったりした。 炎天下の中、会員らはそろいの黒いTシャツ姿で全長19・7メートルの車体の汚れを払い、目視で塗装の剥離がないか確かめた。中山隆一会長(69)は「非常に暑いので、清掃より点検を重視した。年末年始までにきれいにしたい」と話した。作業には高橋靖市長や市観光課、商工課の職員らも参加した。 同会は車体の清掃、点検を毎年5、12月ごろに実施。昨年は炭水車部分のサビを落とし、再塗装を行った。今年は機関車部分を同様にきれいにする予定。デゴイチはかつて常磐線で活躍していた。引退後に国鉄から無償貸与され、1971年に同所に設置された。
茨城新聞社