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3ヵ月尾行報道の塩村文夏議員「私がこれまで味わった恐怖」

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昨夏の参議院選挙で広島県内の市長や市議などを買収したとして、公職選挙法違反で逮捕された前法相の河井克行氏(57)。河井氏には、新たな疑惑が浮上している。『週刊文春』(6月25日号)が、17年秋の衆院選挙で同じ選挙区(広島3区)で争った新人女性候補・塩村文夏氏(41、現・立憲民主党)を探偵に尾行させ、身辺調査していたというのだ。 【画像】尾行被害にあったとされる塩村文夏議員と、立件された河井夫妻写真 報道を受け塩村氏は「野党女性議員は被害に遭いやすい」とツイート。河井氏の地元での印象や、女性議員が受けやすいハラスメントについて塩村氏に聞いたーー。 「文春の報道が本当だとしたら、とても恐いです。まさか3ヵ月もつけ回されていたなんて……。広島ではマンションに住んでいましが、ドローンでも飛ばされていたんじゃないかと想像すると気持ち悪くなります」 17年の衆院選で、塩村氏は敗れはしたものの当選した河井氏に2万票差と善戦した。文春によると、危機感を持った河井氏は翌年夏から警察出身の探偵に約70万円を払い、3ヵ月にわたり塩村氏を尾行。満足のいく結果は出なかったようだが、「そこがわかったらいいね」と男性関係にこだわっていたという。 「私は独身です。たとえ(交際する)男性が判明したとして、周囲が『良かったね』とホッとするぐらいでしょう。スキャンダルになりません。なんのための尾行か、目的がわからない。こんな横暴が許されるなら、与野党問わず女性議員は萎縮してしまいます。ますます日本は女性の政界進出が、遅れることになるでしょう」 選挙区が一緒だったことで、塩村氏は河井氏と何度か顔を合わせている。だが、必ずしも好感を持てる印象を受けなかったようだ。 「初めてお会いしたのは、確か17年衆院選直前。地元の夏祭りだったと思います。河井さんもいらしたので、『塩村です』と挨拶したんです。河井さんは、立ったままなんの反応も示しめしませんでした。『フン』という感じで。奥さんの案里さんは、普通に対応していただきまいしたよ。会えば『こんにちは』を挨拶してもらいました」 河井氏陣営のウグイス嬢だった女性は、こう話していたという。「2倍(のカネを)もらっても、もうやりたくない」と。 「実力のある方と仕事するのだから、大変なんだろうなと思っていました。指示が細かいとか、気を遣うとかね。ただ、地元の方の話を聞くと、河井さんの態度に驚かされます。例えば呼ばれてもいないのに、お祭りに来て『進行を止めて挨拶させろ』と秘書を通じて言うそうです。スタッフも相当神経を遣っていたのでしょう」 ◆自宅の前には不審な車が…… 安倍晋三首相との“特別な関係”を強調することも多かったという。地元からは、こんな声も聞こえてきたとか。 「『安倍総理の名代としてアメリカに行ってきました』『総裁外交特別補佐です』と。官邸との距離の近さを強調していたようです。菅義偉官房長官の名前も、たびたび出ていました。『自分は安倍さんに守ってもらっているんだ』という意識が、河井さんを増長させたのではないでしょうか。そんな河井さんと実際に近い関係にあり、横暴を許していた安倍首相にも問題があると思います」 今回の尾行問題は、特別な事例ではない。塩村氏は、以前にもたびたび不審者の行動やハラスメントに悩まされてきた。東京都議会議員だった14年6月に議会で受けたのは、「早く結婚したほうがいい」とセクハラヤジ。女性議員は被害を受けやすい、と訴える。 「私が都議だった、15年か16年の頃だと思います。テラス席で、知人と食事をしていた時のことです。先に着いた男性と二人でいたのですが、遅れてきた別の男性が『おかしい』と言う。確かに周辺を行ったり来たりする3人組がいました。男性が彼らを捕まえてくれて、持ち物を見るとカバンに穴が開いていてビデオカメラが回っていた。名刺を受けとると探偵社の人でした……。 家の前に、男女が乗った不審な車がすっと止まっていたこともあります。こうした不審事が身の回りで起きるようになったのは、政治家になってからです。家族について書かれた、怪文書を巻かれたこともあります。女性議員は、悪意の対象になりやすい。誰がなんの目的でやったのか不明ですが、政党はもっと組織的に女性議員をサポートする体制を整えるべきだと考えます」 女性議員の地位向上のためにも、塩村氏は自身が受けた被害について訴えていきたいと話す。

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