JR九州「36ぷらす3」新ルート 「博多-佐世保」で運行へ 上有田駅「おもてなし駅」に
JR九州は30日、観光列車「36ぷらす3」について、現行の博多-長崎(月曜日、1往復)に代わる新たな運行ルートを発表した。博多-佐世保(長崎県)を1往復し、博多発は肥前浜駅(鹿島市)、上有田駅(西松浦郡有田町)が「おもてなし駅」となる。10月3日から運行を始める。 西九州新幹線(武雄温泉―長崎)開業に伴い、並行在来線となる区間の一部が非電化となるため新ルートに変更する。 新ルートの博多発(153キロ)は、昼前に出発して肥前浜で折り返し、佐世保線を経て佐世保着。「おもてなし駅」は佐賀県内の2駅を設け、肥前浜は現行ルートとほぼ同じ約50分間停車。上有田は乗客の乗降駅ではないが、約15分間停まり、明治時代築造とされる木造駅舎や地元住民グループ運営の駅カフェを楽しんでもらう。 佐世保発(117キロ)は夕方に出発して、武雄温泉、江北(現肥前山口)、佐賀などを経て博多に着く。博多発はランチプランがあり、大人1万3300円など。(古賀真理子)
古賀真理子