武藤敬司、壮絶プロレスラー人生で愛車に依存 師匠・アントニオ猪木さんとの師弟愛を明かす
2月21日にリングから退き、39年間の現役生活に幕を下ろした元プロレスラーの武藤敬司さん(60)が、これまでの愛車とレスラー人生を振り返りました。 引退を発表した武藤敬司さん 武藤さんは1984年、21歳の時にアントニオ猪木さんが率いる『新日本プロレス』の門をたたきました。そして、同期の蝶野正洋さん、橋本真也さんと“闘魂三銃士”を結成。新日本プロレスのニュースターとして頭角を現し、瞬く間に日本を代表するレスラーとなりました。類い稀な才能とプロレス愛を併せ持ち、誰もが口をそろえて“天才”と称した武藤さんは、2月21日に惜しまれながらも39年間の現役生活にピリオドを打ちました。
■高校卒業で自動車免許を取得
武藤さんの現在の愛車、『メルセデス・ベンツ S400 ハイブリッド』は、メルセデスのブランドを象徴するフラッグシップモデル。高級感とスポーティーさを併せ持つ、ラグジュアリーサルーンです。2013年に購入したという『ベンツ S400』はすでに、現在の流行にもなっているメーターを、ステアリング越しに視認できる液晶ディスプレーが装備されていました。 武藤さんの『ベンツ S400』の左後方には、敬司・武藤の名前を元にしたエンブレム“K610”がカスタマイズされていました。武藤さんは「蝶野は、“CHONO”とやっていたんですよ」と盟友のエンブレム事情にも一言。 愛車を走らせながら、武藤さんは少年時代の車事情について、「俺、山梨の田舎で生まれて、実家が造園業をやっていたんですよ。高校を卒業して車の免許を取って、自家用車は造園業で使うトラックだった」と明かしました。
■元々は、国家資格“柔道整復師”を目指して…
プロレスラーを目指すきっかけについて、武藤さんは「プロレスに入る前、柔術の技術を応用して治療を行う“柔道整復師”(ほねつぎ)の国家資格免許を取りに行った。インターンしている時に、当時『新日本プロレス』の選手が、ケガをしたら必ず行く接骨院があって、そこの院長先生に(新日本プロレスを)紹介された。俺は、ほねつぎの仕事は向いていないと思っていた時で、“治す方より、壊す方がいいな”と思って入門した」と冗談を交えて振り返りました。